人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

インド回想紀~ビールと最後の夜

2007年10月15日 | Weblog
インド最後の夜は、まだ飲んでいないインドビールを飲むことにした。
簡単に見つかると思いきや、なかなか見つからない。インド人に聞いても、分からないという。みんなの話をまとめると、ここは聖なる場所で、半径2キロはアルコールは売ってないそうだ。とりあえず、真也君と適当に飯を食い、ゲストハウスに戻った。
主人にビールってなかなかないですねって、愚痴をこぼすと、「うちのレストランに置いてあるよ」と一言。うちのレストラン??
上を指差すので、ゲストハウスの上まで行ってみると、なんとそこはお客は一人もいないレストランだった。
一本、100ルピー!!一食が20~30ルピーの物価なので、この値段はとても高い。日本の居酒屋では一杯2000円と位の価値だ。普通では、頼まないかもしれないが、インド最後の夜。飲まないわけにはいかない。真也君に対しても、今日は俺の奢りだからたらふく飲めと伝えた。
かの高田純次の適当論という本に、『おごってくれる人はいい人だ』と書いてあった。シンプルでとても分かりやすい。私がお金が貯まらないのはこれが原因かも知れないと、ふと思った。
私が2年前、ベトナムを一人で旅したとき、クチトンネルツアーで、日本人三人組と仲良くなり、夜に屋台でビールをたらふく奢ってもらったのを思い出した。その時、私は24歳で、彼らは26歳だった。そして今、私は26歳となり、真也君は24歳。あの時の恩は、こんな形で返すことができた。彼は、お金少しは払いますと言ったが、また旅に出たときに、学生にビールをたらふく飲ませてやってくれと伝えた。輪廻天性、歴史は繰り返されるのだから。

そして、彼はなんと関西の名門K大学。旅も初めてであり、社会に出る前に勢いをつけたかったらしい。
そして、夢は海外の途上国でお金の回る大きな仕組みを作ることだった。目の前のことだけを見てしまっていた私にとっては新しい発想で、自分にはないものだった。海外について、経済について、酔いも入り、様々なことを熱心に語り合った。
インド最後の夜は、こうして幕を閉じた。
明日から、エベレストの庭とも言えるネパール。
今度は何を待ち受けているのだろう!
コメント
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