人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

障害者とスポーツ

2008年01月24日 | Weblog
養護学校では、完全を求めるのではなく、一人一人の成長を敏感に感じ取り、そこに大きな賞賛を加える。人間として誕生した以上、誰でも成長することは嬉しいことである。そこを認められること、それは誰にとっても大きな喜びだ。

 そんなことを養護学校で学んだ。

そして、話は戻り、Aさんの介助者の方は28歳。そろそろ転職を考えているという。どうしてか聞くと、給料が安くて食っていけないからだ。以前、トレーナーの方でも福祉の業界から転職された方がいた。その方も理由も、給料は安いからだった。確か、15~16万と言っていて、びっくりしたのを覚えている。
 だから、20代の人と50代以上の人がほとんどだそうだ。間がぽっかり抜けているドーナツ化現象。それも、働く方の従業員環境が保護されていない現状がある。
 そして、運動に関しても、ほとんどフォローはないと言っていた。きっとお金も出ないし、やらないのだろう。
 そのとき、以前養護学校の先生に言われた言葉を思い出した。
「私達はいつも門戸を開いています。困ったときがあったら言ってください。そして、少しでも社会の方々に現状を知らせてください。できることがあったら協力してください。」
 ちょっと昔を思い出した。いつか大きな意味でのフロンティアをしてみたいと思った。
 
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二年ぶりの再会

2008年01月24日 | Weblog
出会いの多い日だった。朝の通勤途中、イスに座っていると隣から匂ってきた。ふと横を見ると私の大好物『地球の歩き方』を読んでいる人がいる。しかも『アフリカ』。思わず、お爺さんに話し掛けた。そうすると気さくに会話に応じてくれ、海外話に話がはずんだ。聞くと、何十回も海外に行っていて、しかも仕事で世界中に。どうやら、医療と健康がメインの医者らしい。もっと話をしたかったが、駅に着き終了。楽しい出会いだった。
そして、午後に私の古巣さいたま市記念総合へ。
仕事が終わり、トレーニングをしようとジムエリアに行くと、一人の方と目が合い、一瞬時間が止まった。
その方は、2年前私がさいたま市にいるときに個別プログラムを組んだAさんだった。Aさんは知的障害があり、介助者の方と来ていた。養護学校の勉強をしていた私は志願して担当した。最初は動作もぎこちなく、介助者の補助がなければうまくできなかった。

今回、トレーニングをしながらAさんの動きを目で追った。バイクに乗り、筋トレをして、またバイクに乗る。誰のフォローもなく、スムーズに適切に実施する。その姿を見て、嬉しく思った。そして、最後にAさんに話し掛け、成長を素直に称賛した。会話はなかったが、仏頂面のAさんの顔が和らいだ。

現在はトレーナーとして成形を立ててはいるが、私の指導の根本は、養護学校の免許を取るために通った夜間の特殊教育で学んだことがベースだ。
介助者の方も二年前と同じ方で、色々話を聞いた。
Aさんは運動が好きになり、週二回のペースで通っていて、介助者はここまで付き添うだけで後は全部自分でやっていること。話をさらに掘り下げ、障害者と運動について聞くと、Aさんは珍しい例で他の方はあまり運動することはないようだ。特にダウン症の方は、動くのが不得手で、動かないという。
私はそれを聞きながら、養護学校で体育を教えたのを思い出した。確か、横転がり(マットに横になり万歳して転がる)をするのに五時間かかった。まずは、マットに座ることができなかった。座るためにアンパンマンの絵を下に置き、そこにお尻をおくように言った。座るために一時間。そして、寝るために一時間。とスモールステップで指導をし、できて誉めると満面の笑みになったのを思い出した。
続く
コメント (1)
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