普段、トレーナーという仕事もしていますが、今日の話は1人の修行好きとしての独り言。
あまりの腰の痛さに、申し込んだ山の中を30km走るレースは棄権しようと固く心に前日まで誓っていた。
前日は、走らないようにするためにお酒もたくさん飲んだ。
目覚まし時計もかけなかった。
にもかかわらず、朝は6時に目覚めてしまった。
「同じジョギングクラブのメンバーも出場するし、応援だけ行こうかな」
と電車と歩きで2時間かけて会場に到着。
道中、不思議なほど痛みが強くなる。
スタート25分前、選手達が整列している中を2往復ほどメンバーを探すが、見当たらない。(時間と場所含めて2回すれ違っているのに山の神のいたずらかお互いに気付かず)
うーん、ここまで来たのにこのまま帰るのは・・・
おや?リュックにゼッケンとウエア一式が入っている。おまけに雨具も揃っている。もしかしたら、自分が無意識という建前のもと入れておいた。
3kmでリタイアしようと考えて、急いで着替えて一番最後尾のスタート位置へ。
スタートの合図とともに前の選手は動き出す。
しかし、後ろは遅々として前人気進まない。
焦ってもしょうがないので、痛みと友達になりながら、ディズニーランド状態でのんびり進む。
3kmの標識はなく、思うままに進んでいく。当初あった右腰に釘を打たれたようなひどい痛みはいくらか和らいできたが、かばっているせいか、なぜか左脚が張ってくる。
弱いときには、強い心を。
強いときには、弱い心を。
今回は過去に実施したハードなことを思い出す。
捻挫して松葉杖でも柔道の試合出たり、2日間ほぼ何も食べずに登山したり。。。
心をちょっぴり強くする。
最初10km検問の制限時間は90分。まだ検問場所は見えないに、手元の時計は89分。
「まあ、10kmで関門に間に合わず帰るということで。3km以上走ったし。」
自分が弱いときが、本当の実力。
ありがとう山のみなさんと思った、その瞬間、「諦めるな!!」山の中から人ではない声が聴こえる。
ちょうど時間は過ぎてしまっても、出来る限りの力で進んだ。
「ちょうどそこの青いTシャツのが通過したら、関門を閉めよう!」
ちょっとおまけでのぎりぎり通過。
人生初体験。
山の神が走れという以上走るしかない。
不思議なほど痛みがなくなってきて、車でいえばローかセカンドで進み続けられる。登り坂も下り坂もほぼ一定のペース。
水もエネルギーも一切取らないため、身体の細胞が研ぎ澄まされてくる。
時間とか順位とかどうでもよくなってきた。
山と身体が一体になり始め、意識が意識でなくなり、何かが身体をコントロールし始める。
いつの間にか30kmを走りきっていた。
制限時間に近いし、順位も後ろから数えたほうが早い。
出ないという選択肢を選ぶのは簡単だけど、
ちょっとでも動けるのならば、つまらないプライドなんて捨ててしまって、
這いつくばってでま力がでなくなるまで前に進みたい。
色々なことを教えてもらった山のレースでした。
大会関係者、ボランティアの皆さん、
走られた皆さん
ありがとうございました!
あまりの腰の痛さに、申し込んだ山の中を30km走るレースは棄権しようと固く心に前日まで誓っていた。
前日は、走らないようにするためにお酒もたくさん飲んだ。
目覚まし時計もかけなかった。
にもかかわらず、朝は6時に目覚めてしまった。
「同じジョギングクラブのメンバーも出場するし、応援だけ行こうかな」
と電車と歩きで2時間かけて会場に到着。
道中、不思議なほど痛みが強くなる。
スタート25分前、選手達が整列している中を2往復ほどメンバーを探すが、見当たらない。(時間と場所含めて2回すれ違っているのに山の神のいたずらかお互いに気付かず)
うーん、ここまで来たのにこのまま帰るのは・・・
おや?リュックにゼッケンとウエア一式が入っている。おまけに雨具も揃っている。もしかしたら、自分が無意識という建前のもと入れておいた。
3kmでリタイアしようと考えて、急いで着替えて一番最後尾のスタート位置へ。
スタートの合図とともに前の選手は動き出す。
しかし、後ろは遅々として前人気進まない。
焦ってもしょうがないので、痛みと友達になりながら、ディズニーランド状態でのんびり進む。
3kmの標識はなく、思うままに進んでいく。当初あった右腰に釘を打たれたようなひどい痛みはいくらか和らいできたが、かばっているせいか、なぜか左脚が張ってくる。
弱いときには、強い心を。
強いときには、弱い心を。
今回は過去に実施したハードなことを思い出す。
捻挫して松葉杖でも柔道の試合出たり、2日間ほぼ何も食べずに登山したり。。。
心をちょっぴり強くする。
最初10km検問の制限時間は90分。まだ検問場所は見えないに、手元の時計は89分。
「まあ、10kmで関門に間に合わず帰るということで。3km以上走ったし。」
自分が弱いときが、本当の実力。
ありがとう山のみなさんと思った、その瞬間、「諦めるな!!」山の中から人ではない声が聴こえる。
ちょうど時間は過ぎてしまっても、出来る限りの力で進んだ。
「ちょうどそこの青いTシャツのが通過したら、関門を閉めよう!」
ちょっとおまけでのぎりぎり通過。
人生初体験。
山の神が走れという以上走るしかない。
不思議なほど痛みがなくなってきて、車でいえばローかセカンドで進み続けられる。登り坂も下り坂もほぼ一定のペース。
水もエネルギーも一切取らないため、身体の細胞が研ぎ澄まされてくる。
時間とか順位とかどうでもよくなってきた。
山と身体が一体になり始め、意識が意識でなくなり、何かが身体をコントロールし始める。
いつの間にか30kmを走りきっていた。
制限時間に近いし、順位も後ろから数えたほうが早い。
出ないという選択肢を選ぶのは簡単だけど、
ちょっとでも動けるのならば、つまらないプライドなんて捨ててしまって、
這いつくばってでま力がでなくなるまで前に進みたい。
色々なことを教えてもらった山のレースでした。
大会関係者、ボランティアの皆さん、
走られた皆さん
ありがとうございました!