先日、富士山周遊125kmウォークの依頼者Aさんは昨年の雪辱を果たして見事に達成されました。
7年前に信頼する紹介者を通してセッションを初めて受けてくれました。当初は1kmを週に3回程度ゆっくりジョギングするのが精一杯でした。
そこからちょっとずつ前向きに在りたい未来の姿を想像し、思考を書き換えられ、コツコツと努力されていきました。
今の自分にはちょっと難しいけど、頑張ればできるかもしれないという目標を立て、それを一つずつクリアすることで自信をつけていったAさん。
今回もウォーク中に、それぞれの生い立ちや近況、病気になったことなど色々と話しました。
「病気になって良かったですね!」
と言うと、にこにこしながら
「そうなんですよー良かったです!」
と返してくれました。
あの時に心身共に壊したことで、本当の自分に気付くきっかけになり、自分の心に素直に生きることで元気を取り戻すことを身をもって感じられていました^ ^
自分の殻を破り、より良く生きていくために、小さな挑戦を繰り返し、様々な場所(国立や秩父や与野など)に出向いては、心ある方々とのふれあいから豊かさや人生のありがたみを感じる日々になっていったようです。
"自分らしさ"を取り戻すと人はこんなに元気でタフになるんだな、これは覚醒している。
といつしか富士宮に引っ越されたAさんと色々と会話しながら歩く事で当初の姿を思い出しながら、なんだか嬉しくなりました。
「なんでこんな事(125km歩く)やるんですか?」と聞くと、
「地元でやっているから!」
ただそれだけでした。
練習はしてないですーといいながら、シューズと裸足系サンダルを交互に使いながら、雨が降っても足のマメができても、笑顔で歩かれ続けました。
私が77kmでリタイアした後も、
「できる限りがんばりまーす^ ^」
と夜明けの道を出発されました。
そして制限時間である32時間の約1時間前に、両手に木の棒を持ち、満身創痍で歩くAさんがゴール地点の会場に現れました。
ただ表情は相変わらずにこやかです^ ^
「31時間、楽しかったですよ!」