クラフトキャンプで高野山に行ったので、帰りに伽藍に立ち寄りました。
高野山といえば奥の院が有名ですが、他にもたくさんいいところがあります。伽藍はその中のひとつです。
伽藍とはサンスクリット語のサンガ・アーラーマの音訳で、本来僧侶が集い修行をする閑静清浄な所と言う意味です。
高野山の中心である伽藍は、密教教理によって造られた真言宗修行の根本道場です。
外の外観もすばらしいですが、中には中央に胎蔵大日如来、四方に金剛界四仏、周囲16本の柱には堂本印象画伯の十六大菩薩を配して、曼荼羅を立体に顕しています。また、壁には八祖大師が描かれています。中は撮影禁止なので、お見せ出来ないのが残念ですが、本当にすばらしいものです。
弘法大師さまの持仏堂です。
屋根のラインがとても綺麗です。
1159年鳥羽天皇の皇后が、天皇の菩提を弔うために紺色の紙に金の字で写経した一切経3568巻を収め、創建されました。
経蔵の下段に数本の把手(とって)が付いていて、昔は回っていたようです。 現在の六角経蔵もこうした把手は付いているのですが、明治17年再建の経蔵は、建物自体、つまり堂全体が回ったというのです。現在の六角経蔵は建物自体が回るのではなく、周囲についている把手のみが回ります。
伽藍には他にもたくさんの諸堂があります。そのひとつひとつに御真言があります。
また近くへお越しの際はお立ち寄りください。