立ち上がりはウェールズやや優勢、PGで先制した前半なかばに事件は起きた。
ウェールズの主将(フランカー)が危険なタックルで一発退場。たしかにシンビンには該当するだろうが悪質なものではなかったようなので、この判定はどうだったか。
フランスは数的優位を生かし、後半の立ち上がりまでに3PGで9-3。
しかしウェールズの闘志は衰えず、トライは許さない。ついに後半なかば、フランスゴール前のラックから、スクラムハーフが巧みなステップで抜け出しそのままトライ。会場の盛り上がりは最高潮。難しい位置からのゴールキックはわずかに外れ1点差。
その後は1人少ないウェールズが一方的に攻め続けた。残り5分で、中央からPGを狙ったが、今度は距離がわずかに足りず。観衆の声援に後押しされたウェールズは奇跡を実現するまでには至らなかったが、その不屈の闘いぶりは今大会を最も沸かせたチームかもしれない。
皮肉だが、あのレッドカードがなかったらこの試合はここまで盛り上がらなかった? 2敗したのに決勝トーナメントに進んだフランスは、またしても薄氷の決勝進出。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます