平昌オリンピック銅メダル、わが故郷・北見のヒロイン、ロコ・ソラーレが、大逆転で日本代表の座をつかんだ。
3勝したほうが代表となる5試合マッチ、最初の2戦はいずれもロコ・ソラーレが先行するも、北海道銀行が追いつき接戦を制した。特に2戦目は、同点で後攻のロコ・ソラーレ(カーリングは後攻が有利)が、最後に真ん中に石を置けば勝ちという状況で、スキップの藤澤さんが決められず、逆転負けという嫌な流れだった。
3戦目はロコ・ソラーレの大勝で、今日の2戦に。2戦ともロコ・ソラーレが先行し北海道銀行が追いかける、初めの2戦と同じような展開だったが、今日はロコ・ソラーレが振り切った。代表を決めた最終戦の最後のショットも間違えば北海道銀行の勝利に、という緊迫の場面だったが、今度は藤澤さんが決めた。
勝利の瞬間、いつもは明るい吉田お姉さん(サード)が泣き崩れてしばらく立ち上がれないというシーンが激戦を物語っていた。ロコ・ソラーレは苦しんだが、堅実なショットでゲームのお膳立てをし続けたリードの吉田妹さんとセカンドの鈴木さんの安定感が最後に生きたのかもしれない。また、ロコ・ソラーレのゴッドマザー本橋麻里(マリリン)さんが、北海道銀行のメンバーと抱き合って、その健闘を讃えている姿が印象的だった。
ロコ・ソラーレは12月の北京五輪最終予選に臨み、3位以内を目指すそう。
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