森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

知られざる闇

2010-05-21 | 思い・つれづれ
昨日の朝日新聞の投稿欄で、80歳の男性の意見に共感した。
男性は、落合恵子さんがあるトーク番組で、その素晴らしい生き方の
エネルギーの源を訊ねられて「憤ること」と答えたことについて
感想を述べていた。




この世にある様々な不正不義、差別と偏見、弱者への愛の無さに
心底憤る、怒る。このことが、彼女の生きるエネルギーになって
いるという答えに「快哉を叫んだ」という。

男性は、「利己的なことでむかっ腹を立てるくらいがせいぜい」で、
「社会の不条理を見ても諦め根性しか出てこない」今の時代を
嘆いていたという。
「怒るということは、その対象物と真向かいになること。
斜に構えるところからは、真剣さも真の愛も生まれては来ない」とも。

私も、友人とその前日に同じ類の話をしたばかりだった。
ご近所のお年寄りに対する、愛の無い町内からの要請に、
「少しばかりの配慮」を乞うために町内会長の家まで
お願いに出向いた時に、時代を反映する冷たい反応を受けて
愕然とし、友人に「私は間違ってる?」と電話したのだ。

「殺伐とした時代を感じるよね・・」と、予想通り友人も一緒に
嘆いてくれた。
友人たちは、マイケルへの理不尽な裁判と偏向報道にも、一緒に抗議した仲間だ。
他のご近所さんがいつの間にか居なくなり、私一人で掛け合っている時に感じた
虚しさが、話を聴いてもらう内、少し薄らいでいた。


   

「私たちって、戦うファンだったね」
あの6月の後に、友人がポツリと呟いたことがある。
彼女たちが何とか元気でいてくれるから、助けられているんだな・・と思う。

そういえば、同じ日の新聞に「野中広務氏が暴露した官房機密費」という
大見出しで、週刊P誌の広告が載っていた。
気になったので少しだけ立ち読みしたら、機密費とは「マスコミ対策費として
政治記者を飼い慣らすために配られた資金でもあった」という内容で、
「偏向報道をタレ流す目的」で、世論誘導に巨費を投入したことが暴かれていた。

T原総一郎さんは「私は返した。だが受け取るのが永田町の常識」とあった。
私の苦手なM宅久之氏は、貰ってないと言いながら、どうも別名目で金銭の
やり取りはあったようだ。
記事の全てを鵜呑みにするわけではないけど、友人たちといつも、「世論誘導
はあるだろうね」と、話していた。

アレ以来、テレビ局やメディアを信用しない私たちには、それほど驚くこと
ではないよね・・と。
でも、怒らなきゃね!
ああ、でもここに書いただけでもグッタリする。
昔みたいに元気が出ないなー。




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