森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

マインドフルネス

2016-07-31 | 環境・健康
一昨日から続けてきた「キラーストレスから身を守る」の記事。
実は昨日書いたものが予約投稿から外れてしまってるような気がするけど、
こちらの記事も予約投稿なので、この時点ではっきりは判らないです。
で、一応昨日の続きということで^^;(もう一度同じ記事は無理;)

では「身を守る」二番目の方法として

●マインドフルネス
この方法は、今アメリカやヨーロッパで急激に広まっているストレスを減らすための
トレーニング。
マサチューセッツ大学医学部が「瞑想の医学的効果」を研究する中から生まれたプロ
グラムで、瞑想にまつわる宗教性を一切排除し、ストレスを減らすための全く新しい
心理療法を開発したという。

 背筋を伸ばして座り、体を左右に揺らし真っ直ぐの位置を探す→肩の力を抜き目を
軽く閉じる→顔の力を抜き呼吸に注意を向ける(でも呼吸をコントロールはしない)
ただお腹が膨らむのを感じる。縮むのを感じる。息が入ってくると「膨らみ膨らみ」
出ていくと「縮み縮み・・」と心で唱える。「膨らみ 膨らみ 膨らみ・・」「縮み
縮み 縮み・・」でも良く、つまり身体がしたいように呼吸させて、それに「自分の
注意が追いかけていく」感覚。気付きが追いかけていくこと。

 

       



その間湧いてくる雑念に捉われないよう呼吸をただ感じる。 胸がゆっくり上がったり
下がったり、鼻を通る空気の冷たさや温かさを感じたり、今の瞬間の身体や呼吸に意識
を集中する。
これを毎日10分間程度から始める。

なぜ今に注意を向けることでストレスを減らすことができるのか。
前述の、「過去を振り返ってクヨクヨしたり、また同じことになると想像したりの
マインドワンダリング」をする度に、ストレスが再生産されコルチゾールが過剰に
分泌されていたけれど、今に注意を向けることでこの連鎖を止めることが可能だと
いう。

この結果脳に良い変化が起きていることを、ハーバード大学のサラ・ラザー博士が
16人に行った8週間のプログラムにより海馬の灰白質で5パーセント増加するこ
とで証明した。海馬の回復する可能性が見えたと同時に、扁桃体の一部が5パーセ
ント減少することも判ったという。つまり、ストレスに反応することが抑えられる
と考えられる。

前述の「幼い頃に強いストレスを体験した人」もこのトレーニングで回復するという。

精神論ではなく、「科学」だというところも、取り組みやすいかもしれない。

 

強いストレスを感じた時にも、これらの知識があれば最悪の結果を招くことが避けられ
るかもしれないし、小さな不安のうちに「コーピング」を試し、それと並行して「マイ
ンドフルネス」を行うのもいいかもしれない。



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