小太郎が亡くなるまでのことを、どなたかのお役に立つことがあればと、今思い出せる
ことだけ記します。専門家ではないので、病気については間違った部分もあるかもしれ
ません。気になる方は、お調べいただければと思います。
セカンドオピニオンを受けた病院では、前の病院で調べなかった血液検査の項目も詳し
く調べていただきました。症状が出てからずっと気になっていた甲状腺機能亢進症があ
るかどうか、念のため受けたT4の値では「甲状腺機能亢進症」は無く、糖尿病であるこ
とは確実だと言われました。その点だけでも疑いが晴れたのは良かったと思いました。
前の病院の経験から、入院が難しい子なので半日預けて少しずつインシュリンを投与し
て様子を見ていただきました。血糖値は一時的に下がりましたが、食事をしないため、
点滴をしていただきました。それでも回復せず、その後「循環器専門」の医師が診てく
ださった結果、糖尿病よりもっと「心臓」が深刻な状態であることが判りました。
この「肥大型心筋症」は早期発見が難しく、診断にも医師の技術やスキルが問われる病
気だということで、症状がみられるときには手遅れということも多いそうです。また、
予防できることはなく、原因も現時点では「遺伝的な要素」が疑われるとのことです。
発見されても治癒することはなく、投薬などで治療をしていても、緊急で入院してその
まま亡くなるケースも多いと知りました。
小太郎も亡くなる二日前から呼吸が荒くなり、その頃からベッドに寝かせても、這うよ
うにお水の前に移動していました。でもお水は少ししか飲めず、そのままお水の入れ物
に鼻までつかりそうになっても、じっと動かなくなるので、このままでは溺れてしまう
と思い、眠らずに見張らねばなりませんでした。
すると、部屋中の冷たい場所に移動していくので、(体はとても冷たいのに)私は都度
その場所の小太郎に一番軽いケットを掛け、ヒーターも一緒に移動させていました。
病院でその話をすると、獣医さんは基本温めるのは正しいのですが、自分の体温が極端
に低くなっているので、暑く感じているのだとのこと。今は本人(猫)が快適なように
させてあげてくださいと言われました。
・・小太郎のためにとしていたことが、小太郎を更に苦しめたのかと、それからは少し
離れた場所でお水を飲む時だけ気をつけて観ていました。それでも苦しみを和らげてや
る方法は無く、本当に切なかったです。
最後の日には、取り敢えずの苦しさを緩和するために胸水を20㏄抜いていただきました。
見せていただいたその水はほぼ透明に近い色で、医師によると、心臓病、糖尿病以外に
もし感染症などがあると、この水が濁るのだそうです。
少しでも楽になればと、お腹に沢山溜まった便も出口に近いところだけ取り除いていた
だき、家に連れて帰り、その数時間後に亡くなりました。
連日の採血、点滴、インシュリン、レントゲン、エコー、家では薬と一粒ずつの給餌。
それが果たして小太郎のためだったのか、後悔したくないと思う私のエゴだったのか。
もしも飼い猫にならなかったら、もっと楽に死ねたのかな・・なんて、永遠に答えな
ど見つからないことをグルグルと考えています。
ことだけ記します。専門家ではないので、病気については間違った部分もあるかもしれ
ません。気になる方は、お調べいただければと思います。
セカンドオピニオンを受けた病院では、前の病院で調べなかった血液検査の項目も詳し
く調べていただきました。症状が出てからずっと気になっていた甲状腺機能亢進症があ
るかどうか、念のため受けたT4の値では「甲状腺機能亢進症」は無く、糖尿病であるこ
とは確実だと言われました。その点だけでも疑いが晴れたのは良かったと思いました。
前の病院の経験から、入院が難しい子なので半日預けて少しずつインシュリンを投与し
て様子を見ていただきました。血糖値は一時的に下がりましたが、食事をしないため、
点滴をしていただきました。それでも回復せず、その後「循環器専門」の医師が診てく
ださった結果、糖尿病よりもっと「心臓」が深刻な状態であることが判りました。
この「肥大型心筋症」は早期発見が難しく、診断にも医師の技術やスキルが問われる病
気だということで、症状がみられるときには手遅れということも多いそうです。また、
予防できることはなく、原因も現時点では「遺伝的な要素」が疑われるとのことです。
発見されても治癒することはなく、投薬などで治療をしていても、緊急で入院してその
まま亡くなるケースも多いと知りました。
小太郎も亡くなる二日前から呼吸が荒くなり、その頃からベッドに寝かせても、這うよ
うにお水の前に移動していました。でもお水は少ししか飲めず、そのままお水の入れ物
に鼻までつかりそうになっても、じっと動かなくなるので、このままでは溺れてしまう
と思い、眠らずに見張らねばなりませんでした。
すると、部屋中の冷たい場所に移動していくので、(体はとても冷たいのに)私は都度
その場所の小太郎に一番軽いケットを掛け、ヒーターも一緒に移動させていました。
病院でその話をすると、獣医さんは基本温めるのは正しいのですが、自分の体温が極端
に低くなっているので、暑く感じているのだとのこと。今は本人(猫)が快適なように
させてあげてくださいと言われました。
・・小太郎のためにとしていたことが、小太郎を更に苦しめたのかと、それからは少し
離れた場所でお水を飲む時だけ気をつけて観ていました。それでも苦しみを和らげてや
る方法は無く、本当に切なかったです。
最後の日には、取り敢えずの苦しさを緩和するために胸水を20㏄抜いていただきました。
見せていただいたその水はほぼ透明に近い色で、医師によると、心臓病、糖尿病以外に
もし感染症などがあると、この水が濁るのだそうです。
少しでも楽になればと、お腹に沢山溜まった便も出口に近いところだけ取り除いていた
だき、家に連れて帰り、その数時間後に亡くなりました。
連日の採血、点滴、インシュリン、レントゲン、エコー、家では薬と一粒ずつの給餌。
それが果たして小太郎のためだったのか、後悔したくないと思う私のエゴだったのか。
もしも飼い猫にならなかったら、もっと楽に死ねたのかな・・なんて、永遠に答えな
ど見つからないことをグルグルと考えています。