森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

参考までに記録します

2021-04-15 | 動物
小太郎が亡くなるまでのことを、どなたかのお役に立つことがあればと、今思い出せる
ことだけ記します。専門家ではないので、病気については間違った部分もあるかもしれ
ません。気になる方は、お調べいただければと思います。

セカンドオピニオンを受けた病院では、前の病院で調べなかった血液検査の項目も詳し
く調べていただきました。症状が出てからずっと気になっていた甲状腺機能亢進症があ
るかどうか、念のため受けたT4の値では「甲状腺機能亢進症」は無く、糖尿病であるこ
とは確実だと言われました。その点だけでも疑いが晴れたのは良かったと思いました。

前の病院の経験から、入院が難しい子なので半日預けて少しずつインシュリンを投与し
て様子を見ていただきました。血糖値は一時的に下がりましたが、食事をしないため、
点滴をしていただきました。それでも回復せず、その後「循環器専門」の医師が診てく
ださった結果、糖尿病よりもっと「心臓」が深刻な状態であることが判りました。

この「肥大型心筋症」は早期発見が難しく、診断にも医師の技術やスキルが問われる病
気だということで、症状がみられるときには手遅れということも多いそうです。また、
予防できることはなく、原因も現時点では「遺伝的な要素」が疑われるとのことです。
発見されても治癒することはなく、投薬などで治療をしていても、緊急で入院してその
まま亡くなるケースも多いと知りました。 

小太郎も亡くなる二日前から呼吸が荒くなり、その頃からベッドに寝かせても、這うよ
うにお水の前に移動していました。でもお水は少ししか飲めず、そのままお水の入れ物
に鼻までつかりそうになっても、じっと動かなくなるので、このままでは溺れてしまう
と思い、眠らずに見張らねばなりませんでした。

すると、部屋中の冷たい場所に移動していくので、(体はとても冷たいのに)私は都度
その場所の小太郎に一番軽いケットを掛け、ヒーターも一緒に移動させていました。
病院でその話をすると、獣医さんは基本温めるのは正しいのですが、自分の体温が極端
に低くなっているので、暑く感じているのだとのこと。今は本人(猫)が快適なように
させてあげてくださいと言われました。

・・小太郎のためにとしていたことが、小太郎を更に苦しめたのかと、それからは少し
離れた場所でお水を飲む時だけ気をつけて観ていました。それでも苦しみを和らげてや
る方法は無く、本当に切なかったです。

最後の日には、取り敢えずの苦しさを緩和するために胸水を20㏄抜いていただきました。
見せていただいたその水はほぼ透明に近い色で、医師によると、心臓病、糖尿病以外に
もし感染症などがあると、この水が濁るのだそうです。
少しでも楽になればと、お腹に沢山溜まった便も出口に近いところだけ取り除いていた
だき、家に連れて帰り、その数時間後に亡くなりました。

連日の採血、点滴、インシュリン、レントゲン、エコー、家では薬と一粒ずつの給餌。
それが果たして小太郎のためだったのか、後悔したくないと思う私のエゴだったのか。
もしも飼い猫にならなかったら、もっと楽に死ねたのかな・・なんて、永遠に答えな
ど見つからないことをグルグルと考えています。
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