森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

眠れぬ夜に

2024-04-15 | 家族友人
あれから眠れない夜が続いている。
深夜、たまに熟睡していても、福太郎の嘔吐の音で目覚め片付け終えると、その後は様々
なことを考えて眠れなくなる。 これはいつものことだけれど、こうも続くときつい。

たまたまこの土曜に母の25回忌で3人で食事したその夜「カールさんとティーナさんの
古民家だより 2023秋冬」が放送され、その美しい景色に癒され眠れる気がしたが、や
はり、今回はいつものようなわけにはいかなかった。
いつものように季節の移ろいの美しさは堪能させてもらったが、番組の中でも、90代の
見覚えある女性が亡くなってしまっていたり、馴染のK井さんも夏に体調を崩されていた。

元夫の死以来続いていたあちらのご家族とのやり取りに辟易していた私だが、最後の手紙
にも返事はしないことにした。今はそれよりも姉のことや、自分自身のこれからのことを
つい考えてしまう。深夜に考えても答えなど導き出せないのに。

眠れぬ理由のもう一つは、ある人の、私に対する「記憶の歪み」「認知の歪み」を知って
しまったこと。 しかもそれを、私と判る表現でSNSに綴っていることを最近知った。
小さな記憶違いは誰にでもあると思うが、これは悪意に満ちていてキツかった;

以前、長女が幼い頃の私からの言葉を、大人になるまで全くはき違えて記憶していること
を知って驚愕したことがあったが、あの時それを言ってもらってよかったと思った。少な
くとも、その誤解だけは解くことが出来たから。

年齢を重ねると、様々なことに関して小さな記憶は曖昧になるが、そんな昔のことなのに、
私がはっきりそのことを憶えていたのは、当時、日記をつけていたからで、しかもそのこ
とを、ririkoさんにも泣きながら聴いてもらったことを憶えていたからだ。曖昧なら否定で
きなかっただろうと思う。

私は子供時代に、小さなことでも嘘をつくと、最終的に自分を苦しめることを知った。
一度嘘をつくと、いつの間にか小さな嘘が膨れ上がり、水原一平さんのように、嘘に嘘を
重ねるようになるのだと思っている。そんな「重荷」を、私には背負うことができない。

だから、もしかしてそれが正解ではないことでも、「自分はこう思う」と人に言うことは
あるかもしれないが、自分が思わない事を人に話すことはないし、同意を求められても、
同調できない時は黙るか、首を横に振る。それで反発されることも、たまにあるけど(笑)

どちらにしても、人は変えられない。変えられるのは自分だけだ。
今更、どうこう言ってもその人の記憶は塗り替えられているのだろうから、哀しいが何も
できない。私は私の人生を生きるしかないのだ。

2日後に、姉妹で姉と面会できることになった。15分だけだけど、生きていてくれたこと
に感謝し、回復を祈っている。
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