森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「魂のピアニスト、逝く」

2024-05-30 | 番組
NHKの番組「魂のピアニスト、逝く」を録画していたので、後日ゆっくりと視聴しました。
二年前の12月に、二女が「フジコ・ヘミング」さんのピアノコンサートに連れて行ってく
れましたが、それが私にとって彼女の「初めてで最後の生演奏」となりました☆

あの時、娘も私も「妖精」とか「魔法使い」などと言う感想を言い合ったものですが、今回
このドキュメンタリーの中でも、彼女をよく知る海外のアーティストからも、そのような言
葉が出てきました。やはり誰もがそう思えるような彼女の人柄と暮らしぶりだったようでし
た。

 

 
右は彼女が手を加えたアクセサリー。独特のスタイルが彼女の雰囲気を作っていました。
この何とも言えないノスタルジを感じる室内が、大好きでした。
 

 

 

 
コンサートに向けて練習を重ねていた時に、自宅の階段で転んだため脊髄損傷の大怪我。
それに加え、入院先ですい臓がんも見つかったとのこと。

それでも、不自由な体でペンをとり、不思議なタッチ(これも素敵~)で猫の絵を描い
ていました。
最後まで留守宅の猫たちを心配していたとのことでしたが、どうなったのかと心配です。
きっと財団の方に託されていることでしょうけど

病院に運び込まれたピアノで少し演奏をした後、彼女自らの手で鍵盤の蓋を閉じたそうです。
 

 

  

 
彼女が度々語った「機械のようにただ正確に弾くのは好きじゃない」と言う言葉。私は
ピアノには詳しくないけど、その意味がよく解かる気がします。彼女のように魂を込め
た演奏を聴くと、自然に涙が溢れるし、それは絵画でも同じ。ただ綺麗に正確に描かれ
ていても、写真のような絵に魅力を感じないからです。それなら「写真」で良いわけで。

もちろん、素晴らしい技術に優れた「職人技」は尊敬に値しますが、人の心を揺さぶる
芸術と、一線を画す気がするのです。(私は度々こちらでも言うように、熟練した職人さ
んに憧れていますので、どちらが優れているなどという意味ではありません;)


エンディングは、彼女のピアノをバックに、(恐らく)彼女の演奏したショパンのノクタ
ーンが流れましたが、神様の元に旅立っていくフジコさんの姿が見えるようでした。
改めて、演奏会に連れて行ってくれた二女に感謝☆

    ::::::::::::
セミントラの流通が途絶え錠剤に切り替えた福太郎でしたが、チュールビッツにそっと
忍ばせることで、心配だった吐出しはなく、むしろ楽しみにしている様子。それは良い
のですが、深夜の嘔吐が少し多くなり、寝不足に加え、毎日布団やベッドリネン類の洗
濯に追われています。(私のベッドに来てわざわざ吐くのよね;;)


ベッドのマットレスの上に置いて寝ていた薄いマットレスは、この際切り刻んで処分。
そしてこの時期、やはりエアコンの掃除もしておきたいし、で、今年もやりました~!
節約のため自分で! (・_・;)

 

業者さんのように完璧にはできない。でも、この画像ではわかりにくいかもしれない
けど、こんなに汚れが目に見えて取れると疲れたけどちょっとハイになる私w

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