森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

ロッキー

2007-06-27 | 動物
2年前の5月23日に、近所の会社の駐車場に住み着いていた
ロッキーという名の野良犬が死んだ。

人懐っこい目をしたその子は、あらゆる人からご飯を貰うので
ちょっと太り気味だったけど、短い足でお尻をふりふり歩く姿は
ちょうどしっぽのあるコーギーみたいでとても可愛く、癒された。

時折、道ばたにゴロンと寝ころんだまま動かないので、
死んでいるのかもと慌てて駆け寄り、息をしてることを確かめて
安堵したことなどもあった。
小屋などはないので、冬は屋根の下でちんまりとうずくまっていて、
雪の降る日などは特に心配で、何度も足を運んだ。

     


死んだ時も、多分道に寝ころんでいて車にはねられてしまったのだろうと思う。
その死を知った日は、ロッキーと遊んだ日々の思い出が、心に浮かんでは溢れ、
翌日瞼が開けられないほど泣いた。

それから3ヶ月の間、駐車場にロッキーの写真を入れた写真立てを置かせてもらい
花を飾った。
すると、子供の手で描かれた「ロッキーありがとう」という言葉が添えられた絵が
その隣にそっと置かれ、やがて次々に好物だったジャーキーやガムも
置かれるようになった。
私が花瓶を片付けた後も、誰かが新たに供えるようになっていた。


     


あれから2年も経ったんだね、ロッキー。
お供えが増えて、誰かが小さな台を置いてくれていたけど、
2年が過ぎ、あの台もとうとう片付けられて
もうあの場所に君の居た印は何もなくなったけど、
私はあそこを通る度に君のことを思い出して、
切なさに胸が痛くなるよ。

あの日、「絶対に忘れないよ」って君に誓ったとおり
ずっとずっと忘れないから。


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