森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

ホムセンで体験した「コロナに対する意識」の違い

2021-08-16 | 環境・健康
昨日、豪雨の合間の晴れ間に姉に車を出してもらい、やや離れた場所の「ホームセンター」
に行った。少し前に応急処置をしたクッションフロアの破れた箇所が、とうとうテープごと
剥がれてしまい、度々躓きそうになって危険だったから、買い替えることにしたのだ。

これまでは畳替えの時期までこれで我慢と思っていたけど、これではもう待てない;私は、
クッションフロアが好きではないけど、猫の嘔吐による畳への被害を避けるために致し方な
い選択で、せめて許せる「古材タイプ」を選んでいた。隣の部屋にもこれを敷き詰めている
ので、少し遠くだけど同じ物があるこの店にわざわざ出向いたのだ。

さて店舗で、計測した長さ分を店員さんに告げ、カットしてもらう段階でのこと。
年若い女性店員さんは可愛らしく感じは良かったが、いざカットし始めるとロール巻きにし
てあったその商品を、迷いなく(地ベタともいう)店の通路に、ズルズルと引き出し始めた。

幅が180㎝以上もあるそれは、たしかに重くて測るのも大変だとは思ったけど、決して綺麗と
は言えないその場所に直に引きずるのは気持ちよくないので、咄嗟に反対側の端を持ち上げた。
すると店員さんは「大丈夫です」と悪びれる様子もなく、私が「測りやすいように協力してく
れた」のだろうと勘違いしたのか、私を制した。

その時私は「室内に敷くものを、皆が土足で歩き回る場所に引きずるなんて」と思ったし、ま
してやコロナ禍のこんな時期である。でも店員さんは普段からそうやって計り売りしているの
だろうし、「私が神経質なのかな」と、「嫌です」という思いを口にすることができなかった。

その時。姉がこの場に来て、この様子を一目見るなり、「店員さん、あなたこれはダメでしょ
う。普通、ブルーシートとか敷くでしょう?私、これを車に積みたくないんですけど!」と口
走ったww 確かに姉は声も大きいし、思ったままを口に出す傾向があり、傍にいる私たちは
ヒヤヒヤする事も多い。が、大抵は正論である。

いつもなら私は姉の興奮を制する立場だったが、今回は私もよくぞ言ってくれたと思ったし、
敢えて止めなかった。だけど、店員さんは姉の物言いに威圧感を感じた素振りもなく、平気な
顔で作業を続けた(かなり気が強い!)そしてレジまでそれを運び、私は釈然としないまま支
払を済ませた。

姉はコロナに関しては私より比較的おおらかな対応でいたけど、デルタが猛威を振るっている
今では、かなり慎重に家に持ち込む買い物の品なども消毒するようになっている。それが消毒
以前の問題のこの有様に怒ったのは当然だろうとは思う。今回は特に入念に車に積む前に消毒
用ウエットシートで拭いた。(しかしロールに巻いた中身はそのまま;)

家に持ち帰ったものの、即広げて消毒という気にはなれず、(せめて申し訳ありませんとい
う言葉があったり、表面を消毒しましょうかと訊かれたりしたら許せたのに)と悶々としてい
たら、姉から電話がかかってきた。「お店に電話したら、店長さんが取り換えてくれるって」
と言う。

姉は、あまりにも変だと思ったし店のためにならないからと苦情を入れたらしい。
店長は「ごもっともです。その者が誰かは想像がつきます。大変失礼しました」と平身低頭
の対応だったという。そして、間髪置かずに「取り換えさせていただきます」と申し出たと
いう。 事実、その夜の内に丁寧に包装されて届けられた。

その時交わした限りでは、姉の勢いに負けた対応ではなさそうだった。確かにこれまで私が
勤めたお店であんな対応をしたら、大変なクレームになっていただろうと思う。だけど、即
その場で止められなかった私も悪いのかもしれない。 その女の子だけではなくて、若くて
今も夜遅くまで外で遊びに興じている一部の人たちの認識とはこんなものなのかもしれない。

そこまでではなくても、多くの人たちの間で「ただの風邪」という「感覚」が未だあるとい
う。私たち老年に差し掛かった人間の言う事なんか、きっと馬鹿らしいとしか思ってないの
かな。
    ・・・・・・・・・・・・・・・
お盆に録画していた終戦ドラマのいくつかを観た。その中で「しかたなかったと言うては
いかんのです」は、戦争の狂気の中で正常な判断や意思表示することが、どれだけ困難か
を描いていた。他には「ライオンのおやつ」の最終回に、やはり涙してしまった。死に向
き合う人。それに寄り添う人。それぞれに。

今、家で練習中の究極のハーモニーの曲は、イントロ部分が有名なショパンの「葬送」のよ
うでちょっとウツになりそうだけど、家籠りの間にハモリ部分をマスターしたい☆

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4 コメント

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Unknown (eowyn)
2021-08-16 15:19:31
ペタペタ素手で触られるのも今時は嫌ですが、そこまで言えないにしても、
室内で使うものを土足の床に引きずり出すのは、コロナ禍でなくてもありえませんよ。
色んなトラブルは、想像力の欠如からおこると思っています。
売り物であるとかそういうことでなくても、自分の立場になったらどう思うか。
まあ、その店員さんの部屋など推して知るべしなんでしょう。
お姉さまナイスです。お店も真摯に対応してくださって良かったですね。
多少のことは我慢できても、言うべきことは遠慮せずに言いましょう。
私も言います。それが世の中のためになることもあると思って。
返信する
想像力が「働きすぎる」私は (wildrose)
2021-08-16 17:52:56
時々こんな風に「自分が間違っているのかな」などと思い、
他者に向けての言葉を飲み込むことがあるのです。
それはたまに自分の子供に対してでも。
小さい頃は「人を傷つけること」など、結構厳しかったのですが
大抵のことは、一度言えばそれ以上は言わないというスタンスでした。
今、夫に対しても「自分が傷ついたことははっきりと相手にそう告げる」娘たちが羨ましくもあります(笑)
日頃こんなところでグチグチは言ってますが、このような場合は仰るとおり、
面と向かってハッキリ告げるべきだと思いました。

あの店員さんは見かけによらず図太い神経の持ち主さんでしたが
これこそ「しかたなかったと言うてはいかんのです」よね^^;
返信する
鈍感力 (P3C)
2021-08-29 18:26:01
先ずは災難でしたね
お店から見ればクレーマーともとられかねないと思うと言いたいことも言えませんね。
> 店長さんの誰だか想像が付きますには(笑)
トラブルメーカーなのに自分は悪くないと思ってる人は注意されても変わらないし、辞めてほしくても退職後に何を言いふらされるか怖いので強く言えません。
このくらいの事で何言ってるのよと、周りに同意を求めて自分を正当化(こんな同僚はみんな関わりたくないから否定しない)し増長するから始末に悪い。
だから、真っ当な人が去っていき、腐ったみかんは残るという管理職地獄(お察し申し上げます 笑)

昔は子沢山で、子供は揉まれながらも人に気を使って処世術を育んだけど、現代は親が子供に気を使って過保護に育てるので、常識や思いやりにかけてる気がします。
誰にも迷惑かけてないからいいだろうと言われた時点で迷惑をかけてることに気がついてないですね
何事も自分本位

子育てに不参加だった身で言うのもおこがましいけどね(^^;

長文、失礼しました!

PS ライオンのおやつ、最終回やっと見ました
   
返信する
P3Cさん こんにちは! (wildrose)
2021-08-29 19:07:10
>お店から見ればクレーマーともとられかねない

たしかに。以前勤めていたお店でも、若い同僚が
お客さんから注意された時に、そういう受け止め
方をして、バックヤードで逆切れしていました。

私から見れば、上司に叱られるはずの事案でした
けど、上司は仰るようにあまり強く言いませんで
した。私たちの世代に対しては、かなり強気で何
でもこちらが悪いと頭ごなしだった上司が、です。

少なくとも自分の子供がそういった態度で人に接
することはないと信じていますが、そういう時代
なのでしょうか。

「子育てに不参加だった身」(笑)
昔は多くの男性がそうでしたが、娘の夫さんの参
加ぶりを観ている限り、時代は変わったなと(こ
ちらは良い意味でw)思っています^^;
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