森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

生きる

2024-02-12 | 思い・つれづれ
天気の良い日は夕方までに30分ほどのウォーキングをしているが、いつものコースを歩
くと顔なじみの散歩中の犬たちに会う 今日もゴールデンがシッポを振って私の前で寝転
がり、お腹を触らせてくれたり脇を撫でるよう催促してきて、ご高齢の飼い主さんを困ら
せてしまった;宥めて立ち去ると、今度は前からトイプードルを連れた年配女性が歩いて
きた

…その時、先日亡くなった元夫のことが心に浮かんだ
元夫は寂しかったから犬を買ったのもあるだろうが、遺産相続の裁判で協力して戦った義
姉とまだ交流があった頃、鬱状態で家に引き籠っていたらしく「犬を飼えば、外に出るき
っかけになるし、歩く気にもなるだろうから買う契約した」と姉に話したそうだ まさか
そんなにたくさんの犬たちを購入したとは義姉も知らなかったらしいが‥

家の中の状態はそれを物語るものだったらしく、悪臭だけではなく襖は破れ床も酷い状態
だったと義姉はいう 俗にいうゴミ屋敷状態で、素人の手に負えないレベルらしい
後先考えずに物を買うクセは以前からあったが、それがエスカレートして、そう広くもな
い家は物で埋め尽くされていたらしい・・片付けなど一切やらない人だから、その惨状が
目に浮かぶ 義姉は火事が気になるらしく、ブレーカーを落として帰らなかったことを悔
やんでいた

犬関係で知り合った業者さんに「犬しか信じられない」などと言ったと聴いたが、元夫は
いつも自分のことしか愛さなかった気がする 自分に苦言を呈する人を嫌い、不仲になり
周囲には事実を捻じ曲げて話した 調停員の人にも嘘ばかり話していた 私はそれを知っ
て愕然としたことを昨日のことのように憶えている 

だけど、犬のことを思うと可哀想でもう考えずにいようと思考をシャットアウトしていた
それなのに、飼っていたというシュナウザーやプードルなど同じ犬種の子たちを観ると、
心がざわつく 何故そんな無責任なことを‥と思う けれど、元夫は生きたかったんだろ
うな・・とふと前を歩く犬と女性を観て思った

人は、一人でもいいから誰かに愛されていれば 生きられるような気がする
母を失って、あの人はきっと本当の「一人」になったんだと思う
でもね 誰かに愛されるには、自分も「愛さなければ」ね

来週は、姉妹四人で河津桜を観に行く計画を立ててくれている 
姉たちは元夫よりも年上だけれど、皆、一応元気でいてくれて嬉しい
・・・・私は今を生きる☆


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