Industry4.0とか、製造業のIoTを「SIerさんは」進めたいみたいだけど・・・
う~ん、SIerさん、売り方によっては、「帰れバカヤロ~」っていわれそうな気がする・・・
■まず、現状認識しよう。
製造業では、現状、RS485等をもとにした(CC-Link,
PROFIBUSなどの)
フィールドバスが多く、Ethernetは増えてはきたものの、少数派になっている(以下サイト参照)
産業用ネットワーク市場シェア2016 (HMS社統計)
http://anybus.jp/company/news_network_marketshare_2016.shtml
この理由は、上記サイトにある「保守的」ということもあるだろうけど、
第5回:産業用Ethernetはどこが違う?
ポストRS485の産業用ネットワーク基盤
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130405/275172/
にあるリアルタイム性っていうのかな?
「確実に、あるときに、やってくれる」
というのが、インターネットだと、保証できなかった(EthernetはCSMA/CDなので、
コリジョンが起こると、再送になり、そのときに、やってくれる」とは限らない)
っていうぶぶんにあるんじゃないだろうか
■なので、全部インターネットで刷新しましょうとかいうと・・・
今動いているシステムは、だいじょうぶなのか?
今問題ないのに、かえることで、問題あるんじゃないだろうか?
・・・っていわれて、ガード堅くなってしまうと思う。
そもそも、インターネットで刷新する必要があるのか?
データ処理するなら、今RS485上で流れているデータを
インターネット上に流してもらえば、それを解析して
分析、ビッグデータ予測できる。それで、いいんじゃ??
■現実的な回答は、GWをおいてEthernet変換
ってなってくると、
「今のシステムはそのままで、1か所分岐してもらって、そこのデータを
RS-485→インターネット変換して、そのインターネットのデータを
ビッグデータ解析しましょう!というのが、現実的な回答となる。
(RS485→Ethernet変換には、こんなのがあるみたい)
http://www.lineeye.co.jp/html/product_si65.html
http://www.sacom.co.jp/product/products_detail.php?prid=ss_lan_485i_rj45_ds9p
これはIoTのGW変換と同じ話。
IoTの場合、近距離はIP以外の通信プロトコル(ZigBee,BLEなど)でお話して、
GWでIP変換して、
クラウド上のサーバーに持って行って分析する
製造業のIoTも
近距離(工場内)は、IP以外の通信プロトコル(RS485、CC-Linkなど)でお話しして
GW役の変換機を使って、IPにして、
クラウド上のサーバーに持って行って分析する(もしくは、社内パソコンで分析する)
っていうかんじ。
■でも無線は・・・
でもそうすると、IoTみたいに、配線大変なところは無線で送る?
ってなるけど、どうなんだろうなあ~
雑音とか多くて、うまくいかないかもかも・・?