令和3年2月2日(火)
節 分 : 豆 撒
今年の節分は明治39年(1897年)以来、124年ぶりに
2月2日となった。
節分は立春の前日で、殆どが2月3日にあたる。
立春は2月4日に固定されるものではなく、時に3日や5日に
なることがある。季節は「春夏秋冬」と変化し、二十四節気に
分けてその変化を表している。
季節の変化は地球が傾いた状態で公転している。日本では北極
側が太陽を向く時期を「夏」、南極側が太陽を向く時期を「冬」
となる。地球が太陽の周りを一周するのに365日と約6時間
かかる。このずれを調整するために閏年がある。
地球が立春の位置を通過する時間は、僅かにゆるぎが在るため、
立春の日付けが前後する。これに合せて節分も動く事になる。
節分等で「恵方」がある。その年の「歳徳神」(徳を齎す神が、
来臨する方向)の居る方向がある。
名古屋には「尾張四観音」といって、名古屋城を中心として、
笠寺観音(名古屋市南区)、甚目寺観音(海部郡甚目寺町)、
荒子観音(名古屋市中川区)、竜泉寺観音(名古屋市守山区)
の四つの寺が在る。
今年の恵方は「南南西」で、この方位には「笠寺観音」がある。
今年の「節分会」は、2月2日の「前夜祭」、3日の「豆撒き」
が共に中止となった。一般参拝(8時~16時)は可能。
「マスク着用し、感染予防のため密集を避けて参拝下さい」との
事である。
大須観音では、例年2月3日に「豆撒き」が行われるが、例年は
拝殿前に桟敷が設けられるが、今年は桟敷への立入禁止となり、
その外側の通路を通り抜け下さい。(但し豆を拾う事は禁止)
亦、これに並行して「宝船(七福神)行列」が商店街を練り歩く
昨年の宝船(七福神)行列、
が、これは中止となり、「福の神鬼払いの儀式」のみ執り行う。
今年は、コロナの影響で全国的にも「節分会」の行事は規模を
縮小して(神事のみ)行う所が多い様である。
それに反面してか、「恵方巻き」の方は各所が工夫を凝らして
鬼に金棒巻き(某、回転ずし店)
色々な商品を販売するようである。但し品数は少なく(食品ロス)
して居り、物によってはその場で「恵方巻」を作っている様で、
カミさん「行列が出来ちゃって、前もって用意して、、」の声
が多くあったとのこと。
我が家では、「恵方巻き3点セット」(半サイズ)を買い、
これを一口サイズにカットして食べる。老い二人とても一本を
かぶりつくことは出来なくなった、、、、、
今日の1句
節分や静寂に微か鬼は外 ヤギ爺