遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

節 分

2021-02-02 16:34:39 | 日記

令和3年2月2日(火)

節 分 : 豆 撒

今年の節分は明治39年(1897年)以来、124年ぶりに

2月2日となった。

節分は立春の前日で、殆どが2月3日にあたる。

立春は2月4日に固定されるものではなく、時に3日や5日に

なることがある。季節は「春夏秋冬」と変化し、二十四節気に

分けてその変化を表している。

季節の変化は地球が傾いた状態で公転している。日本では北極

側が太陽を向く時期を「夏」、南極側が太陽を向く時期を「冬」

となる。地球が太陽の周りを一周するのに365日と約6時間

かかる。このずれを調整するために閏年がある。

地球が立春の位置を通過する時間は、僅かにゆるぎが在るため、

立春の日付けが前後する。これに合せて節分も動く事になる。

 

節分等で「恵方」がある。その年の「歳徳神」(徳を齎す神が、

来臨する方向)の居る方向がある。

名古屋には「尾張四観音」といって、名古屋城を中心として、

笠寺観音(名古屋市南区)、甚目寺観音(海部郡甚目寺町)、

荒子観音(名古屋市中川区)、竜泉寺観音(名古屋市守山区)

の四つの寺が在る。

今年の恵方は「南南西」で、この方位には「笠寺観音」がある。

今年の「節分会」は、2月2日の「前夜祭」、3日の「豆撒き」

が共に中止となった。一般参拝(8時~16時)は可能。

「マスク着用し、感染予防のため密集を避けて参拝下さい」との

事である。

 

大須観音では、例年2月3日に「豆撒き」が行われるが、例年は

拝殿前に桟敷が設けられるが、今年は桟敷への立入禁止となり、

その外側の通路を通り抜け下さい。(但し豆を拾う事は禁止)

亦、これに並行して「宝船(七福神)行列」が商店街を練り歩く

昨年の宝船(七福神)行列、

 

が、これは中止となり、「福の神鬼払いの儀式」のみ執り行う。

今年は、コロナの影響で全国的にも「節分会」の行事は規模を

縮小して(神事のみ)行う所が多い様である。

それに反面してか、「恵方巻き」の方は各所が工夫を凝らして

鬼に金棒巻き(某、回転ずし店)

色々な商品を販売するようである。但し品数は少なく(食品ロス)

して居り、物によってはその場で「恵方巻」を作っている様で、

カミさん「行列が出来ちゃって、前もって用意して、、」の声

が多くあったとのこと。

我が家では、「恵方巻き3点セット」(半サイズ)を買い、

これを一口サイズにカットして食べる。老い二人とても一本を

かぶりつくことは出来なくなった、、、、、

 

今日の1句

節分や静寂に微か鬼は外     ヤギ爺