遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

春隣り

2021-02-05 16:36:59 | 日記

令和3年2月5日(金)

春隣り : 春近し

暗く寒い冬も終りに近くなって、梅の蕾等に紅を見せ

草も萌え出し、日差しも一日一日濃くなってくる。

冬の辛さは、やがてやって来る春の暖かさを思うこと

で慰められる。

「冬来たりなば春遠からじ」と心待ちしていた春が、

もう直ぐそこまで来ていると思えばそれだけで心楽し

くなってくる。

 

春の訪れは、降る雨や吹く風、照る日や芽吹く草木と

いった身ほとりの移ろいに感じとり、その思いを「春隣」

という。同じように「春待つ」と言う季語があるが、こ

ちらは主観的に春を待ち詫びる気持ちが強い。

万作

紅梅

身近にも、万作が咲き始め、ご近所の梅も日当たりの場所

では紅梅が目立ちはじめ、公園の隅に雑草等が芽吹いて、

その中にポツンと黄色のタンポポが、、、、、、

確実に「春」はそこまでやって来た、、、、、、、、、

 

今日の1句

春隣り果樹の実の未だ寝惚け居り    ヤギ爺