令和3年2月21日(日)
山茱萸の花 : 春黄金花
ミズキ科目ミズキ科の落葉小高木、中国原産
高さは3m位で、高い木は5~10mにもなる。
早春、若葉に先立ち短枝の先に4枚の苞葉に包まれた
花弁が4枚の鮮黄色の小花を樹木一面に開く。
花径は4~5mmで花弁は反り返り、雄蕊は4個。
秋にはグミの実に似た真っ赤な果実を付ける。
甘く酸味があり、渋みもある。
日本名に、「春黄金花」(ハルコガネバナ)という呼
び名があるが、早春に葉が付く前に木一面に黄色の花
を付けることから付いた名前。
亦、秋にグミに似た実を付けることから「秋珊瑚」と
も呼ばれている。
日本へは江戸時代の享保年間に中国から朝鮮半島を
経由して渡来した。 当時は薬用として栽培された。
10月頃に赤く熟した実を採取し、熱湯に数分浸した
後に種子を取り除き、日干し乾燥したものを生薬とし
て利用した。
滋養強壮剤、頻尿、冷え性、低血圧、不眠症等の効
能があるとされる。
名古屋の東山植物園の「万葉の里」の辺りの小径を
歩くと、山茱萸の黄色の鮮やかな花の群落が出迎え
てくれる。 今頃から3月末頃が見頃でそれが終わ
る頃には、満開の桜並木が出迎えてくれる、、、、、
今日の1句
山茱萸の花賑ははす小径かな ヤギ爺