令和3年2月10日(水)
ユリカモメ : 都 鳥
ユリカモメは鷗の一種、小型で体長約40cm
冬鳥として日本へ飛来し、本州南で越冬する。
嘴と脚が赤く、身体全体は白っぽい。
春に日本を離れる頃には、羽根の色は黒っぽくなる。
ユーラシア大陸北部で繁殖し、晩秋に日本に渡来する。
和歌に詠まれる墨田川の都鳥はこの百合鷗をいう。
実際、都鳥は体色は白いが頭部や羽根色は黒く、嘴と
脚は赤い。
都鳥
亦、ウミネコも鷗の一種であるが、翼や背は蒼灰色で
尾羽に黒い帯がある。全身は白色で、鳴き声が猫に似
て居り、「海猫」といわれる。
ウミネコ
体長は大きく、45~50cm程ある。
太平洋の北西部に分布し、日本では日本海側の小島や
岩礁等に集まり繁殖している。
青森県の蕪島、山形県の飛島、島根県の経島等では、
天然記念物に指定されている。
今年は寒さが厳しい所為か、名古屋港に飛来している
ユリカモメは、未だ飛び立つ気配がない。
名古屋港の埠頭に集まるユリカモメは凡そ100羽程
が、日当たりの岸壁に群れている。
私が近付いても逃げもせず、逆に餌を求めて近寄って
くる。 そう言えば、毎朝餌を撒いていた方が見当た
らず、私を間違えたのかもしれない。
コロナ過の中、港を訪れる人もなく、、、、、
昨年から、「鳥インフルエンザ」が日本列島に大流行
し、日本各地に被害が広がっている。
17道県、47ヵ所で殺処分された鶏は935万羽に
及ぶ。
致死率の高い「高病原性のウイルス・H5N8型」が、
各所で検出されている。これは10道県の河川、湖畔
等にいる野鳥の糞からも、同じウイルスが見つかって
居る。 この先、渡り鳥の移動の季節に入り、列島の
各地へ立ち寄る可能性もあり、厳重な警戒が必要との
提言がなされた。
鳥インフルエンザに苦慮する、、、、、
我々は、渡り鳥の姿を目にして季節の移ろいを感じて
いるが、養鶏業者の方々は、それどころではない様で
ある。コロナといい、心配のタネは尽きぬ様である。
今日の1句
コロナ過に埠頭を占拠ゆりかもめ ヤギ爺