令和3年2月14日(日)
気候変動 : 地球温暖化
「2030年の食糧危機」が問題になっている。
気候変動による、人口増加に依る、食料自給率の低下、
食品ロス(世界の生産食品の1/3を廃棄処分)等々、、
様々な問題が要因といわれている。
昨年2月13日のヤギ爺ブログで「イナゴの大量発生」
という記述をした。イナゴの大量発生は、気候変動が
起因しているという。また気候変動は南・北極の氷解、
洋上島国の水没、干ばつ、山林火災、自然災害(台風、
豪雨等)の巨大化等々、、、先日のヒマラヤの氷解に
よる地滑りでインド北部の村を襲った。
インド北部の地滑り、
今一度、「イナゴの大量発生」を思い出し、気候変動
をおろそかにした「トランプ政権の4年」を無駄に
してはならない、、、
イナゴの大量発生(令和2年2月13日のブログより)
旧約聖書の「出エジプト記」で、神は十の災いを地上に
もたらしている。その一つはイナゴである。
「地は暗くなった、、全土のどこにも緑のものは何一つ
残らなかった」と、大量発生が描かれている。
描写を思わせるような映像や写真がアフリカ東部から、
届いている。砂嵐のように飛び回る群れが草原を覆い、
植物に群がっている。
新型肺炎(コロナ)の流行がアジアを中心に深刻化する
中、幾つかの国で大量発生した「バッタの害」が拡大中
という。非常事態を宣言したソマリア等で、この二十五
年で最悪の被害。 ケニアで七十年ぶりの大きな被害と
いう。中東等にも拡大しているようだ。約2400Km
にもなり、ルクセンブルグ一国に匹敵する広さを占める
群れもあるそうだ。
群れは日に数十万トンも餌を求めて、高速で移動すると
いう。被害は飼料用作物に多く出ていて今後一層の被害
拡大が恐れられている。
降水量の増加等で、大量発生に向いた環境が出来て居る
のが理由ともみられる。
気候変動との関係は定かでないが、インド洋で起きてい
る水温の変化との関連を指摘する声も上がっている。
オーストラリアの大規模な山火事にも関係しているとい
う現象である。
地球の変調を思わせる出来事が色々な場所で、地を暗く
覆っているようだ。
力を合わせて乗り越えなければならない災いの多さを思
わせる年である。(中日新聞コラム「中日春秋」より)
世界の科学者の99%以上が「気候変動の原因は人間で
ある」との認識で一致している。(米メデイアの記事)
この科学者達の度重なる警告にも拘わらず、相変わらず
「馬耳東風」のトランプ大統領(昨年迄)を始めとする
世界の一部政治家達は、金儲けに奔り、不利な事は他人
の所為の自分のご都合主義、この方達は最早「イナゴの
大群」と同様の、気候変動に最も手を貸す「原因」なの
ではなかろうか、、、、、、
日本では食品の自給率が先進国の最低で、食料の62%
を外国から輸入、未だ食べられるものを棄てる食品ロス
は646万トンにも及ぶ。
飽食の時代とは言え、飢餓に苦しむ人達が世界に数憶人
いる。世界の食糧危機は直ぐ其処迄やって来ている。
食料自給の少ない日本、、飢餓は他人如事ではない。
今日の1句
飽食の地球蝕み春愁ふ ヤギ爺