令和3年2月25日(木)
片栗の花 : かたかごの花、堅香子
ユリ科の多年草、葉は厚くて淡緑色。
早春に一対の葉を広げて花茎の先端に淡紫色の
花弁の付け根に濃紫色の斑点のある花を付け、
うつむき加減に咲く。
花被片は外曲反転し下向きに咲き、地下茎は多肉
白色根棒状で、澱粉(カタクリ粉)を蓄える。
古名を堅香子(かたかご)といい、万葉集では
「もののふやをとめらが汲みまがふ寺井の上の
堅香子の花」(大伴家持)と詠まれている。
山林の半日陰や湿地、斜面等に群生する。
この頃から3月にかけ、豊田市香嵐渓・飯森山に
片栗の群生地が在り、そろそろ見頃を迎える。
山の斜面一帯を、薄紫色のカタクリの花が群生す
る姿に圧倒される。
名古屋周辺では、東山植物園、白鳥庭園等で
も見頃となる。
東山植物園
白鳥庭園
コロナ過の「緊急事態宣言」も愛知県下では今月
中にも解除される見通しである。
そろそろ花の季節、野山に出掛けようか、、、、
今日の1句
片栗の控へめになほ誇らしげ ヤギ爺