令和3年2月15日(月)
春の雨 : 春雨
単に春に降る雨を意味するのではなく、自ずと静かな
雨を思わせる意味であり、しっとりとした風情が漂う。
春先では台風のような風雨の強い日もあるが、それは
「春の雨」ではなく「春荒れ」「春嵐」と表現しなけ
ればならない。
一昨夜半、寝入りに端突然ふすまの音がして、、、、
眠気眼で、辺りを見回すと壁に掛かるカレンダーが
揺れているような、、、慌てて跳ね起き、暫くすると
揺れは止んだ。 TVを付けると、「東北地方で地震、
震源地は宮城県沖、マグニチュード7.3との事、、
速報値で、宮城・福島で震度6強、、、」
後で、名古屋市港区では震度3、、10年前と同じ
遠く離れた、この地でも揺れを感じた訳だ。
彼の地は大丈夫か? 中々、寝つかれぬ、、、
夜半から、雨模様となった。
雨音は余りしないが、かなりの雨が降り続いている。
翌朝、新聞を手に再びTVの前、、、、、
今回の地震は、10年前(東北大震災)の余震との
報に驚く、、、この10年間に震度6前後の余震が
何度も繰り返され、、このデータに目を見張る。
今回は震源が深く、津波の心配が無い様である。
このためか、死者が無かった事には安堵するが、、
現地の方の「今回の方が揺れは大きく、恐怖を感じ
た、、」との弁は、地震の恐ろしさをより伝える。
津波が来なかった所為もあるが、死者が無かった事
は不幸中の幸い、、然し家屋の損壊、屋根の補修等
今晩には、この地方に大雨の予報がある。
急遽、ブルーシートを求めて役所に並ぶ方々の顔は、
悲壮感が漂っていた。
損傷した家屋や屋根の補修は急がねばならない、、
自分の手で、この時節に他人の手は充てに出来ない。
明日には、雨が雪に替り、強風も予想される。
或る被災者が仰っていた。「10年内に再び地震が
来る、、、奇しくもアタッテしまったな、、、、」
コロナ過の避難所生活、、大変だ、、、、、
名古屋も今日一日、雨が降り続く様である
名古屋では、雨天にも舗装工事等は続いている、、、、
被災地の方々、くれぐれもお体を大切に、、
今日の1句
地震過ぎて眠れぬ儘に春の雨 ヤギ爺
※ 地震:ない、「な」は土地、「い」は場所の
存在を明らかにする意、転じて地震のこと。