令和3年7月13日(火)
心 太 : ところてん
九州、中国・四国地方で梅雨明け宣言があった。
この地方では、昨日の午後2時頃、凄まじい雷雨となった。
午前中の晴天が嘘の様に、俄かに黒雲が沸きだし時折稲光、
雷鳴が轟き、突風が吹き、瞬く間に土砂降りの雨となる。
暫くして、カミさんがずぶ濡れとなり帰宅した。
「暫く、待機してればイイのに、、」「もう出てたから」
1時間程して雷鳴も止み、雨も上がった。
やがて、嘘の様に日差しが戻ってきた、、、、、、、
今年は梅雨入りが20日以上も早かったので、この地方も
2,3日中には「梅雨明け」宣言があるだろう、、、、、
今日(6月13日)、昼前にカミさんが「暑い暑い」を連発
しながら、体操教室から戻って来た。
帰りに市場に寄ったらしく、買い物袋をドサッと下ろす。
中から総菜などと共に、「ハイ、コレ」と心太が、、、、
冷たいものが欲しくなる季節がやって来た。
天草
天突き
心太(ところてん)は、海藻の天草煮て溶かし、型に流して
冷し固めた食品で、「天突き」と呼ばれる用具で麺状に突き出
し、酢醤油や糖蜜等をかけて食べる。
東海地方では、三杯酢にゴマを添えて、箸一本で食べる(啜る)
のが普通であったが、今では箸二本で食べている。
心太全体の98%以上は水分で、残りの成分は多糖類(アガロー
ス)、殆ど栄養価は無いが食物繊維として整腸作用がある。
又、「寒天」はところてんを戸外で凍結乾燥させたものである。
心太、古くは奈良時代の書物に、「心天」(こころてん)との
記述がある。一説には「心太」を「こころぶと」と呼ばれて居り、
それが「こころてい」となり、転じて「ところてん」となった
とも云われている。
今日の1句(潮路句会より)
力抜く術(すべ)を知りたる心太 玲 子
ギヤマンの小鉢に突かれ心太