遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ゲリラ豪雨

2021-07-17 16:20:37 | 日記

令和3年7月17日(土)

独・ベルギーでゲリラ豪雨

ドイツ西部のノルトライン・ウエストファーレン州では、

14日から15日にかけて集中豪雨に見舞われて大洪水

が発生し、河川の氾濫等で木材が流出し家屋が倒壊した。

下敷きになったり洪水で流されこの地域で106人もの

犠牲者が出た。隣国ベルギーでも23人が犠牲となった。

未だ行方不明者がかなり居る模様で救助活動が続いてい

る。ドイツのシュタインハイマー大統領は「地球温暖化」

を懸念、気候変動対策の必要性を強調した。

 

カナダはロシアと並び世界で最も寒い国の一つと言われ

ている。 6月29日、カナダ西部ブリテイッシュ・コロ

ンビア州のリットンという田舎町で、49.6℃という

気温が観測された。リットンの6月の平均気温は25℃。

その高温は43.8℃以上が4日間続いたという。

エアコン普及率が40%以下の涼しいこの地域、この熱波

でブリテイッシュ・コロンビアでは、突然死者が233人

と報告されている。

アメリカのワシントン州では、高温で道路のアスファルト

が解けだし、送電線が解け停電や山火事も発生している。

米国アラスカ州に在る「デナリ国立公園・自然保護区」

2万4千K㎡の広大で自然豊かな土地で年間60万人以上

の観光客が訪れる。 最近デナリ公園道路では地盤沈下や

地滑りが頻繁に発生して道路封鎖が相次いでいる。

アラスカ先住民は、移住の危機も、、

 

科学者は「気候変動により永久凍土が解けだして居り、

1950年代には凍土が75%覆っていたが、2000年

代には50%、2050年代には僅か5%に減少する」と

予測されている。

アラスカの国立公園(8カ所)の平均気温が30年間で1℃、

北極圏に近いデナリ公園だは2℃~3℃上昇していると

の事。 凍土の氷解が地滑りを起こし、一部通行止めと

なって居る。 またこの地に住むビーバー等の生態系も

心配されている。 海岸には大量のムール貝の死骸が

見つかっている(熱波によるものとされる)

 

アメリカのトランプ政権が誕生した2017年1月に、

気候変動対策の国際会議「パリ協定」が開催されたが

トランプ大統領は「アメリカは膨大な予算をこの為に

供出している。無駄だ、、、、」と即座に離脱を表明。

この後、地球温暖化が進み、南極の氷りが解け、洋上

の島国では水没の危機、世界中で干ばつ(砂漠化)や

森林火災が多発し貴重な動植物資源が失われ、温暖化

により、コロナウイルス等が異常発生、イナゴ(飛蝗)

の大量発生し世界の穀倉地帯を食い荒らし、食料危機

を招いた。更に異常気象は巨大化した竜巻、ゲリラ豪雨

超大型のモンスーン(台風)は自然災害を巨大化させ、

甚大な被害を生み、世界中で脅威となって居る。

コロナウイルス感染症のパンデミックも、トランプが

「中国の所為、ほっとけば直る」と放置、アメリカだけ

で50万余の死者、3000万余の感染者を生み、その

後の変異種は世界中に飛び、南アフリカからアフリカ全土、

イギリス株がヨーロッパ全土、インド株がアジアへ、、

そしてブラジル株が南北アメリカ大陸へ、、、、、、

これもトランプが何もしなかった事に起因するのでは。

スウエーデンの当時16歳の少女グレタ・トウーンベル

さんが、2018年の「国連気候変動会議」で演説し、

気候変動の危機」を涙ながらに訴えた、、、。

この時、トランプ大統領は、グレタさんを茶化して、

聴く耳持たず、、、テレビニュースが世界に発信された。

 

今、バイデン大統領(米)とプーチン大統領(ロ)がこの

問題を話し合う場を持った。真剣に取り組んでいただきた

いものである、、、、。

 

今日の1句

梅雨明ける木陰のベンチ探しをり   ヤギ爺