令和3年7月23日(金)
冷 麦
毎日、暑い暑いを繰り返し、カミさん「今日の昼何にする?」
「昼は、麺、、、今日は冷麦を茹でて置くから、、、」
カミさん、イソイソと何処へやら、、、、、、、
冷麦の原料は小麦粉で、饂飩と同じように食塩水で練って伸ばし
饂飩より細く、素麺より少し太めに切った面を茹で上げて、氷や
氷水で冷やし、葱、茗荷、紫蘇等の薬味を添え、濃いめの麵つゆ
で食べるもの。
茹でる
その喉越しの良さで夏場に最も好まれる欠かせない食材の一つ。
我が家の昼食は麺類と決めて居り、蕎麦、饂飩、素麺(冷麦)、
中華麺、パスタ、焼きそば等、、、、夏場は冷たいもの
素麺、冷麦、冷し中華、ざる蕎麦、偶にパスタ、焼きそば等
冬場は温かい蕎麦、ラーメン、にゅう麺、煮込み(鍋焼き)饂飩
今の季節は、麺を茹でて冷し、麺つゆで啜ればよいが、我が家
の定番は、素麺(冷麦)も冷し中華風に卵焼き、ハム、胡瓜、
もやし、油揚げ等を短冊切りにして麺に乗せ、麺つゆをかけ、
葱、生姜を添える。 少々面倒だがこれが旨い、、、、、
日本の手延べ麺類の歴史は古く、奈良時代に中国から帰国した
僧侶に依って伝わったと言われている。
唐菓子の「索餅」(さくべい)、「餺飩」(はくたく)「餛飩」
(こんどん)から「饂飩」(うどん)になったといわれる。
当初は僧侶達が、経典等の書き写し作業の合間に食べた物と
いわれている。
名前の由来は「餛飩」(こんどん)➡「温飩」➡「饂飩」に。
亦、素麺は「索餅」➡「索麺」➡「素麺」となったと在る。
江戸時代に現在のような切り麺となり、熱い汁で食べるのを、
「あつむき」、水で冷やして食べるのが「ひやむき」となった。
麺の区分(素麺、冷麦、饂飩)は、
干素麺は、直径1.3mm未満(手延べは1.7m未満)
干冷麦は、直径1.3mm以上1.7mm未満(手延べも同じ)
干饂飩は、直径1.7mm以上(手延べも同じ)
冷し饂飩(細めん使用)
亦、素麺は糸の様に伸ばし、冷麦はうどんの様に切る様である。
今日の1句
母の郷冷や麦啜る静寂(しじま)哉 ヤギ爺