令和3年7月19日(月)
噴 水 : 噴き上げ
噴水そのものは江戸時代からあるが、近代的装置による噴水は、
明治10年(1877年)の「内国観業博覧会」で紹介された
物が最初とされている。
歳時記の項目としては、明治42年(1909年)出版の中谷
無涯編の「新修歳時記」(俳書堂)に採録されており、
「数條の水龍逆に迸りて、飛沫四辺を湿ぼし、涼味掬すべし」
と、記されている。以降、このメッセージが踏襲されていく。
噴水は、公園や庭園等に造られた、水を噴き上げる装置。
噴水は四季を問うものではないが、吹き散る飛沫(しぶき)の
清涼感は夏にふさわしく、宙に噴き上がる水、落花する水等、
見て居て飽きることはない。時に淡い虹を描いていたりする。
名古屋市内の公園や庭園には必ずといっていい程噴水は在る。
私がよく散歩に出かける埠頭公園にも噴水があり、夏休みに
なると小さな子をつれた母親達が集まり、子と一緒に水遊び
をする姿を目にする。
荒子川公園
鶴舞公園
白鳥庭園
その他、荒子川公園、鶴舞公園、白鳥庭園、庄内緑地公園等
にも噴水がある。
庄内緑地公園
庄内緑地公園の噴水の周りには池がなく、
地面の彼方此方から沢山の水煙りが上がり、子等がその中で
大騒ぎである。衣服はずぶ濡れだが、親達は承知の上で、、
叱ることはなく、優しい笑顔が回りに、、、、、、、
名古屋市の中心、栄の久屋大通り公園には夕刻になると、
カップル等が夕涼みがてら集まってくる。待合せ場所でも
在り、便利な場所。最近はコロナの影響で出歩かないが、
人は集まらないのだろうか、、、、、?
(夏の夜にはライトアップもされていたが、、、、、)
今日の1句
噴水に子等へばりつき濡れそぼつ ヤギ爺