令和3年7月18日(日)
擬宝珠の花 : ぎぼしのはな
山野に自生するユリ科の多年草
自生しているものには、水擬宝珠、岩擬宝珠がある。
観賞用に栽培されるものは、オオバ擬宝珠、すじ擬宝珠等
その種類は多い。近頃はご近所のお宅の庭にもよく見かける。
根元から叢生する葉柄の先に葉脈のはっきりした長い卵形で
柄杓に似た葉をつける。
すじ擬宝珠
6~7月頃に葉の間から長い花茎を伸ばし、上部に漏斗状の
小花を咲かせる。 蕾が橋の欄干に付ける擬宝珠に似ている
ところから、この名が付いた。
花冠は6裂し、花の色は淡紫、紫、白色などがある。
擬宝珠の若葉は食用となる。
主に山形県で、薄い黄緑色の若芽を摘み採り出荷している。
サラダ、浅漬け、油炒め、酢味噌和え、混ぜご飯等で食され
る様だ。 この若葉が毒草の「バイケイソウ」に似て居り、
誤食による事故が多いんで注意が必要である。
徳川園の黒門を入り、直ぐに虎仙橋へ向かう「虎の尾」と
いう所に、擬宝珠が群生している。
緑陰の中に、ヒッソリと叢生する薄紫の小花が揺れ、、
梅雨明けの暑さの中、ホット、、、、癒される。
今日の1句
虎の尾の擬宝珠の揺るる小径かな ヤギ爺