遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

二百十日

2022-09-01 16:24:59 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年9月1日(木)

二百十日

立春から数えて二百十日目で、今日(9月1日)がその日。
ちょうど稲の開花期で、台風の襲来し易い頃にあたる。
農家ではこの日を「忌日」として警戒をするという。


今年も案の定、今年も超大型の台風11号が沖縄方面に停滞
し、Uターンして九州方面へ北上する気配を見せている。

稲の花

稲の花は二百十日の頃が開花時期の様で、農家が気に止む時。
稲には早稲(ワセ)中稲(ナカテ)晩稲(オクテ)と在り、
その開花期はマチマチだが、一般的に二百十日といわれる。
早稲種は北海道や東北等の高緯度で日照時間が長く、気温が
上がり難い地域で栽培し、九州等の比較的低緯度で夏の日照
時間があまり長くない、気温の高い地域では晩稲種を栽培。

稲は、イネ科イネ属の植物で収穫後は「米」と呼ばれる。
トウモロコシ、小麦と共に世界の三大穀物の一つ。
野生種と栽培種があり、その殆どは栽培種はアジア栽培イネ
とアフリカ栽培イネ。アフリカ栽培の物は西アフリカの一部
で栽培され、他は全てアジア栽培イネである。
日本では耐冷性の強い「ジャポニカ種」を栽培している。
他に「インド種」がある。(世界はジャポニカ種が多い)

雄蕊、

稲は稈頭に直立した緑色の円錐花叢(えんすいかそう)を出
し、開花する。 時に穂の様に狭く集まって白い小さな花を
群がる様に咲かせ、間も無く受精する。
開花期に好天に恵まれると、豊作になると云われる。
丁度この頃には台風のシーズンでもあり、予報に神経を尖ら
せている。
農家の人々はこの小さな花を見守り「忌日」などという。


昨日の午前中、句仲間が名古屋近郊の農家へ、「稲の花」を
見に出掛けた。 ほぼ満開状態で農家の方は「今年も豊作が
見込まれる」と、微笑んで見えたとの知らせが在った。

今日の1句

雲疾し実を震わせて稲の花   ヤギ爺