令和4年9月26日(月)
稲刈り : 田 刈
実った稲を刈り取る作業。
早場米は7月頃に刈り取るが、普通は9~10月頃がピーク
古くは鎌を使って手狩りしていたが、昭和の後期頃から機械
化が進み、これほどに変化した農作業は他にはない。
コンバインの出現により、刈取りと脱穀が一台で田圃を移動
して、収穫・脱穀・選別・乾燥を同時に行ってしまう。
その後の稲藁も細かく切って田に撒いてしまうので、昔なが
らの鎌で刈って稲架(ハザ)にかけて乾す作業は少ない。
米の味は稲架掛けして乾したものの方が旨いと云われるが。
山間地や車田、小さな田などにはコンバインが入れないので
手押しの稲刈り機や鎌で刈り取り、稲架掛けをする農家も今
も残っている。
亦、昔に比べ稲刈りの時期が早くなっているが、最近は苗床
にビニールを張ったり、機械上の苗は箱の中で栽培するので
保温して育成を早め、それらにより早く田植えが出来るよう
になったようである。
秋晴れの空の下で、汗を流して作業する人の喜びに変わりは
ない。 稲を刈る音や声が空に響いて、収穫の喜びが山河に
満ち溢れている。
た
毎年この時期、愛知県岡崎市に在る「岡崎自然体験の森」で
は、稲刈り作業の体験が実施されている。
5月に田植えをした米の収穫作業で、この日は岡崎市の小学
校高学年の児童が参加した。
現地スタッフの方から、稲刈りの方法や注意事項が述べられ、
稲刈り作業の始まりです。
親子で参加した子供も、、最初は「どうやるの」と恐る恐る
鎌を持ち、スタッフの助けを借りて、、、慣れてくると汗を
搔きながらも声が弾んでいます、、、、。
その後、稲架に稲の束を掛けていきました。
後に、学校へ新米が届くようです。 (楽しみですね。)
岐阜県高山市に伝わる、「車田」は岐阜県無形民俗文化財に
指定される稲刈り作業がある。
今では新潟県佐渡島と2か所のみに残る。地域で保存される
車田は、観光の名所である。
今日の1句
晴れ晴れと稲刈る声の弾みをる ヤギ爺