令和4年9月19日(月)
敬老の日 : 年寄の日
1966年(昭和41年)9月15日を国民の祝日の一つ、,
「敬老の日」に制定した。
「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝
う」ことを趣旨としている。
老人福祉の充実と敬老精神の啓発のため、それに伴う各種行
事が催される。
元は「年寄の日」として、1951年(昭和26年)に生ま
れた。
2001年(平成13年)の祝日改正法(いわゆるハッピー
・マンデイ制度の実施)に依り、2003年(平成15年)
から、9月の第3日曜日となった。
敬老の日に政府から100歳以上のお年寄りに、毎年銀杯が
贈られて来たが、2015年(平成27年)に経費節約のた
めに、純銀から銀メッキに変更する事になった。
因みにこの年の100歳以上の高齢者は3万人余で在った。
2,7億円の予算が1,5億円となり、1,5億円が減額さ
れた。 (何だかとても切ない気分であるが、、)
総務省がこの18日に公表した人口推計に依ると、65歳以
上の高齢者数は3627万人で内訳は、男性1574万人、
女性は2053万人。 総人口に占める割合は29.1%
世界での65歳以上の割合は日本が断トツで、2位イタリア
24.1%、3位フィンランド23.3%を大きく上回る。
日本では昨年より72万人も増えている。
高齢化率は今後も上昇する見込みで、医療介護体制の充実や
少子高齢化対策等の課題は山積みである。
亦、日本人の高齢者(65歳~69歳)の就業率は50.3
%で、高齢者の二人に一人は働いている事になる。
この日の中日新聞朝刊コラム「中日春秋」に、敬老日に関す
る記述があったので紹介したい。
【、、、、、、、、、、全文略、、、、、敬老の日である。
厚生労働省によると、全国の100歳以上の高齢者は15日
の時点で、約9万人。 52年連続の最多更新だそうだ。
統計開始の1963年は僅かに153人だったが、今では国
立競技場にも入りきらない人数である。、、、、
、64歳があの曲「ホエン・アイム・シックステイ・フォー」
(ビートルズ)の歌詞に在る。 庭の手入れや暖炉の傍での
編み物には似合わない年齢になっているのも当然のことか。
高齢化社会には深刻な側面も確かにある。ひどい話、敬老と
いう言葉を敬老の日以外であまり聞かない時代だが、人が長
生きの人を寿ぐ気持ちを忘れたくない。 それは命を大切に
する話なのだから。】
(中日新聞朝刊コラム:中日春秋より、引用した。)
先に、政府が敬老の日に100歳以上の高齢者に送る銀杯の
話を述べたが、経費節減のため銀メッキにして1.5億円を
節約したという、何だかとてもやりきれない気分である。
先日来、大いに揉めている「安倍総理の国葬問題」で、当初
予算は2.5憶円とし、世論の批判を受け16億6千万円と
公表した。(実際にはその倍以上は下らないと云われている)
更に、海外からの要望に対して無い筈の予算から次々に資金
援助を繰返している。大盤振る舞いだ。
確かに他の国に比べ「高齢化社会の問題」はより深刻である。
真剣に取り組む問題であろう。
我が町内でも高齢化はどんどん進んでいる。
毎年敬老の日には,些少ながら敬老対象者(65歳以上)
に記念品を出している。学区では年々増え続ける高齢者に
対する敬老祝い品を、70歳以上にとの検討をしたが「他の
予算を詰めても、今暫くは、、」と見送った。
(今の学区役員は、今も四苦八苦かも知れない、、、)
敬老の日、超大型の台風14号が接近中、子供達との会食
も儘ならず、、、「夕食が届けられた」感謝しつつ、、、。
長寿大国日本、敬老の日は目出度き事なれど自分も対象者
悩ましき、1日である。
今日の1句
今暫し自由奔放敬老日 ヤギ爺