そろそろ古都も色付き始めた。
観光客も途絶えていた京都だが人々が目立ち始め賑わいを見せている。
中国や韓国、そして台湾などからの観光客がまだ訪れないので昨年までのような混雑はない。
日本人だけの京都を取り戻したようにほっこり感がある。
毎年妻と紅葉狩りに出かけるのだが、今年は何処へ行こうかなと会話するようになった。
昨年は久しぶりの竜安寺と仁和寺を巡った。もう名所という名所は巡りつくしているので取り立てて何処へということもないのだが、そろそろ思い巡らせている.
一つは化野念仏寺周辺を考えている。ここも何度も行き連れても行っているが、この奥にある墓地へ通じる竹林を案内していない。
化野念仏寺のさらに上に位置する「愛宕念仏寺」へ行き、そこから下って化野念仏寺へ。そこを巡って昼食は嵯峨野「つたや」で鮎料理を。
昨年晩秋に一人で愛宕念仏寺の五百羅漢と紅葉を撮影に行き、化野念仏寺の紅葉を愛で「つたや」に立ち寄って昼食。
客が誰もおらず一人ぽつんと寂しく黙々と。この隣に有名な平野屋があるが私は「つたや」に立ち寄っている。
池波正太郎が好んだ「平野屋」。鬼平犯科帳にも登場する。
一度だけ名物鮎料理を食べたがいささか財布が軽くなる。
もちろん「つたや」も高級老舗で美味いものを食べさせてくれるのだが、昼食に手ごろな鮎丼などが食せる。
そんなことから妻にも「つたや」での昼食を考えている。
奈良の「依水園」の名庭の紅葉、特にどうたん躑躅が見事な紅葉をみせる。ここは一度も連れて行ったこともないので、どうかな?と。
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愛宕念仏寺(おだぎねんぶつてら)
晩秋で紅葉も色あせ今一の様相だった。
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奈良「依水園」