昨日と比べると雲泥の差とまでは言えないが暖かな一日となった。気温は昨日比2度高いだけだが風が穏やかな分暖かく感じたのだろう。おかげでベランダの鉢植えもぬくぬくと喜んでいた。
だが今日はでかけることもなく部屋で過ごし、昼食は博多で人気の「一双のラーメン」を妻の分まで茹でた。料理するというものでもなく細麺を湯がきスープを溶いて茹で上がったラーメンをそれに入れるだけの簡単なものだ。ただ茹で加減だけを気にすればよい。スープをよりおいしくするため別途ニンニクをつぶしてスープに入れるとより旨味を増した。
博多で人気ラーメンは「ラーメン海鳴」「一蘭」「一双」「秀ちゃん」「まる馬ラーメン」が挙げられるが「久留米ラーメン」も人気だ。もともと博多ラーメンは久留米が発祥の地だから久留米ラーメンのファンも多い。自分も少年時代過ごした佐賀県多久市北多久町で営んでいた東洋軒も久留米ラーメンの一派で豚骨ラーメンが最高に美味く、時折出前を頼んでいたほどだ。
昼食は妻と共に「一双」のラーメンを美味しく頂いた。即席ラーメンは泰明堂の「マルタイラーメン」を好んで食べていた。これも博多ラーメンいで昭和34年に棒状ラーメンとして初めて世に出した元祖インスタントラーメンでスープが美味い。
昼食後しばらくテレビを見ていたが炬燵で二人とも転寝をしてしまった。
そして目が覚めて洗濯物を取り入れてたたみタンスに収納、これは私の日課のようなもの。競馬中継を久しぶりに見てチャンネルをEテレに切り替え「小澤征爾が追い求めた音楽に迫る」を見た。小澤征爾さんの音楽は魂が引き込まれるというか陶酔させられてしまう。質の異なる音を引き出してくれるから演奏者の皆さんも魂を込めて演奏しているように聴こえる。それが音を楽しむかのように指揮者小澤征爾の魔法にかけられたかのように。
小澤さんは29年という長い間、ボストン交響楽団の13代目音楽監督を務められている、これはすごいことだ。
食道がんで黄泉の国へと行かれたが、恩師齋藤秀雄氏の意志を継いで小澤さん自身で創設した「サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)」に彼の音楽とは何かという命を残しておられる。
夕刻前のひと時、名演奏を聴きながら小澤征爾さんの世界に浸った。
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