やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

あわれ!! ゴミの山で過ごす兄妹@南京

2015-07-29 | 政治・経済
ゴミと一緒驚くべき報道があった。→7月28日中国江苏网など

映像➔こちら

南京市六合区のショッピングセンター付近のゴミの山の中で、服がぼろぼろの兄妹をよく見かける。

2人は、さびたペットの柵の傍で騒いだりして遊んでいる。

ゴミの汚水が流れ、ハエや蚊が飛び回り、悪臭が充満している中で2人は一日中過ごし、人々を驚かせている。

 

彼らの保護者は見当たらない。
食べ物もなく、お腹がすいたら周辺のゴミの山から食べ物を探し、ドックフードさえも食べている。

のどが渇いたら、そこを流れる水を飲み、体に影響がないか人々は心配している。
先日、ネットユーザーたちがこの2人を訪ねた。

食べ物や日用品を買い、彼らの体を洗おうと考えていた。しかし、彼らの住んでいるところに行ってみると、犬の柵があるだけで部屋はなく、ゴミの山があるだけだった。

また、夜になると、使えなくなったワンボックスカーで寝ていることがわかった。

このネットユーザーが子どもたちの保護者である祖父に話を聞いたところ、子どもたちの両親は婚姻届を出していなかったため無戸籍で、両親はすでに別れており、父親が子どもたちを引き取ったと話した。

だが、その父親も「経済的に苦しい」との理由で、今年2月に子どもたちを祖父に預けた。
祖父はイヌの飼育と販売で生計を立てているが、日中は外出してごみ置き場にはいない。

各紙もこの件を大々的に報じた。現地政府や子どもたちの故郷である安徽省懐遠県政府も調査を開始。
子供たちの保護と戸籍回復、就学などの問題解決に取り組むことを約束した。

だが、ネットユーザーらの怒りは収まらず、「かわいそうな子どもたち。親は何をしている。
政府は?隣人は?ずっと無視してたのか?」「産んだら終わり。育てる気持ちもない。動物以下の親だ!」

「こんな子どもたちが中国全土にどれだけいるんだろう?
きっとすごい数なんだろうな」「一人っ子政策の弊害だ」といったコメントが寄せられている、と。

信じられない現実が身近にあるものですね。

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