やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

国連よ!! なぜ現在進行形の人権侵害は追及しないのか!!?

2015-10-20 | 政治・経済
ラビア・カーディル議長国際連合事務総長である潘基文氏について、「歴代最悪」と批評する声が世界的に多く挙がっている。

潘氏は、9月3日に中国北京で行われた「抗日戦争勝利70年」の軍事パレードに出席した。

これに対し日本の外務省は、「中国の記念行事は、いたずらに過去に焦点を当てるものであり、国連としては中立的な姿勢を示すべきだ」と抗議した。

この抗議に対して潘氏は、「過去を振り返り、私たちがいかなる教訓を学んできたのか、その教訓を基に私たちが明るい未来に向かってどのように進むのか知ることが重要だ。それが(軍事パレード出席の)主な目的だ」と反論←弊ブログ

また、「国連を『中立的な機関』と誤って捉えている人がいるが、ある意味では『中立な機関』にはなりえない」「国連は公正・公平な機関だ」と強調し、自己の行為を正当化した。

国際的人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチは、11年の年次報告書において、潘氏について「人権侵害を繰り返す国々の中で、国際的な地位がそれほどでもない国々に対しては強い批判を口にするが、中国のような大国に対しては何もしない」と批判した。←BUSINESS JOURNAL

日本を訪れている、亡命ウイグル人の組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(米国在住)は、都内の参院議員会館で会見し「習近平政権の下でウイグル人への弾圧が一段と激しくなっている」と訴えた。

また国連に対し、「歴史的な問題は追及するのに、なぜ現在進行形の人権侵害は追及しないのか」と批判した。

カーディル氏は、中国当局が新疆ウイグル自治区で一般の宗教活動も非合法化するなど、取り締まりを強化していると指摘。

ウイグル人の抗議活動に対しては、治安当局が無人機などによる攻撃で殺害していると非難した。また未婚女性を強制的に自治区外に移住させ、「民族浄化」を行っているとも主張した。←産経ニュース日本経済新聞など

潘基文氏の任期は2016年末。再選が当たり前の事務総長職から一期目終了と同時に退任せざるを得なくなるだろう。いや、その前に解任?

また、日本政府は、中国との対話で、ウイグルの問題をカーディル議長の要請通り取り上げるだろうか?

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