アメリカのロックは受け狙いが多くてあまり好きではないのだが、ドアーズとルー・リードは別。
ドアーズは1960年代後半に活躍したバンドである。以前「ジ・エンド」という曲は狂っている、と書いたことがある。
ドアーズの顔がヴォーカルのジム・モリソン(一番右)だとすれば、心臓はオルガンのレイ・マンザレク(右から二番目)。
ギターサウンド全盛期にオルガンをリード楽器にし、ベース奏者がいなかったので、オルガンが代わりを担った。
「ハートに火をつけて」のマンザレクの演奏は躍動感に溢れていて印象的だ。
この当時はベトナム戦争に対する反発が大きく、彼らの曲は体制に反抗にする、ロックらしい刺激的なものだった。
そのマンザレクが一昨日、癌のため、74歳で扉の向こう側に行ってしまった。
さて、バーボンを飲みながら、ドアーズのCDを聴くとするか。