俺の知り合いで、「変な話」が口癖の人がいる。
「変な話、部長には辞めてもらった方が、会社のためなると思うんだよな」
頭に「変な話」をつけて、その後本音を言うという裏技で、
「こんなこと言っちゃっても大丈夫だろうか!?」って時に、威力を発揮する。
ちなみにその人は陰で「変な話」というあだ名をつけられている。
何かと「要は」をつける人もいる。
「要は、今回のビクトリアマイルでヴィルシーナが勝ったのは、血統背景だけなく、逃げると思われていたメーデイアが控え、サウンドオブハートが直線で故障したかのように伸び悩み、相手が弱かったということも一因だと思う。」
という具合に全く要約していない場合が多い。とりあえず「要は」でまとめたいという気持ちはわかる。
「ある意味」をつけると、どうでもいい話に何だか意味があるような気がしてくる。
「ある意味、薄皮まんじゅうは、つぶ餡よりこし餡だと思うよ」
いわきの海水浴場は、昨年の夏は放射線の関係で、勿来海水浴場だけ海開きした。
いわき市で一番南にある勿来海水浴場と、一番北にある四倉海水浴場が海開きするんなら、
変な話、その間にある永崎海水浴場とか、合磯海水浴場など、いわき市の全部の海水浴場をオープンしてもいいんじゃないだろうか。
要は、海水浴場のまわりが整備されているかどうかの問題なんだろうが、ある意味、オープンしたほうが復興のためになるんじゃないだろうか。
福島第一原発の汚染水対策として、東電は汚染前の地下水を汲み上げて海に放出する案を漁協に出した。
変な話、原子炉建屋やタービン建屋の下を地下水が通ると汚染されてしまうので、それが海に流れるぐらいなら、
その前に地下水をできるだけ汲み上げて海に流すという東電の考えは、至極当たり前だと思うのだが、
要は一部の漁協の人達が、国や東電の言っていることが信用できないので揉めてしまっているわけで、
ある意味、今までの国の言動がもたらした影響ともいえよう。