2年前のアイルランド映画。
DVDで見た。
以下ネタバレなので、白文字にしておく。
たいしたことは書いてないけど、見るときは範囲指定してください。
舞台は19世紀のアイルランド。
アルバート(グレン・クローズ)はダブリンのホテルで働くウエイター。
実は女性なのであったが、それを隠して働いている。
そうしないと収入が無く、生きていけない時代だったのである。
アルバートは私生児で、母の写真は持っていたものの父母を知らず、14歳の時に5人の男に乱暴されるという、大変な経験をしてきたのであった。
結婚を申し込んだヘレン(ミア・ワシコウスカ)には振られ、そのヘレンを孕ませたジョー(アーロン・ジョンソン)に暴力を振るわれる。
そんな苦労ばっかりなのに、最後は穏やかに、笑うように死んでいく。
死んだ後、アルバートの部屋に写真が残っていて、その裏に「お母さん」って書いてあったのを見て心臓が締め付けられましたよ。
ヨーロッパの映画って雰囲気が重いが、じっくり噛み締めながら見ると後々まで心に残るな。