昨年末、映画「かぐや姫の物語」で興味を持ったので、竹取物語のいろんな本を買った。
まだ左上の1冊しか読んでいないが、この大塚ひかりさんのものはわかりやすい。
川端康成訳とか星新一訳もあり、これから読むのが楽しみである。
映画「かぐや姫の物語」では原作にないことがいくつか出てくる。
例えばかぐや姫が小さいとき、山や川で泥だらけになって子供たちと遊び、リーダー的存在である捨丸という男の子に淡い恋心を抱く。
その頃の楽しさが大人になっても心に残り、帝を含む偉い人からの求愛を全部蹴飛ばす。そして妻子ある捨丸に会いに行こうとする。
しかし、俺がイメージするかぐや姫は、世間の常識とか親のエゴに対して真っ直ぐに立ち向かう強くて高貴で清潔な女性である。
昨夜「映画を語る会」があって、この映画について語った。
俺は「捨丸と会いに行くシーンは俗っぽいからいらない」と言ったのだが、「いやいやあのシーンがなければ何も面白くない」という方もいてなかなか面白い。
この会があるおかげで、普通なら見ないような映画を見たりする。
そして関連する小説を読んだりする。
つまらんだろうと決めつけずに、いろいろな映画を見るのは、視野を広げるのにいいよ。