高専3年の頃だから、たぶん18歳。
胃の下の辺りがキリキリと痛いので、いわき市内の胃腸科に行った。
そこは先輩お薦めの医院で、同級生が何人か通っていた。
行くと「空腹時に診察しますから、明日朝6時に来てください。」
翌朝5時に起きて1時間ほど歩き、医院に着く。
たぶん先生も5時ぐらいに起きたんだろうな。眠そうな目をこすって診察してくれた。
「十二指腸炎です。」
「腹が減ったら牛乳を飲むように。」
それからは毎日牛乳を2リットル飲み、1ヵ月ぐらいで回復した。
先生には大変感謝している。 朝5時起きで診察してくれる先生は少ないと思う。
その先生が昨年12月21日に81歳で亡くなられた。
晩年は車椅子で診察していたと聞く。
安濃先生、ありがとうございました。