目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

てづくりドクダミ茶

2012年08月19日 | 田舎暮し賛歌
ドクダミ茶作りが、夏が始まる前の大切な仕事のひとつになりました。
来年からは恒例仕事になりそうです。

授乳明けの起きたばかりの一杯は、できればカフェインレスでいきたい、と思っていました。
コーヒーでなく、紅茶でもなく、さりとて水じゃあ、ちょっと味気ない。

そんなわけで、ドクダミ茶を作ることになりました。



収穫場所は、裏庭。


お茶にするには、花が咲く前のつぼみの状態で、葉っぱを摘んでいき・・・


天日で干します。


ムシロの上でバラバラに広げて干し、日中干した後、20本くらいずつ束ねて、影干しします。
面倒ですが、最初から束ねた状態にして吊るしておくと、干し具合にムラがでるようです。

(この方法は、ダンナが発案しました。さすがA型。B型人間には思いつかない丁寧さだぜ!)


根っこも一緒に干せば薬効成分が高まるようですが、土をはらうのが面倒なので、
茎部分だけ使っています。


これは今回はじめて知ったことですが
ドクダミには殺菌力のある精油成分があるのだそうです。

つまりエッセンシャルオイル、のようなものですね。

身近すぎるこんな雑草に、そんなすごい能力が潜んでいるとは・・・と驚きの気持ちと畏敬の念が静かにわきます。


なので、お茶にする時も、あまり長い時間ゆでずに、さっとゆでるほうが薬効成分が保たれるそうです。



広島で、原爆で火傷をした人がドクダミ茶を飲み続けたら火傷の腫れが、他の人にくらべ
治りがはやかった、という話を聞きました。

ドクダミが万能、と言いたいわけではありません。


私達が常に足蹴にしているものに、私達は常に救われている、
という事実があるのではないか、と思うのです。





自然さえあれば生きていける。


そう思える瞬間が、ここで暮らしていると何度も思えることがあります。

だけど、どんなに自然に畏敬の念を抱き、大事にしよう、大切にしようとする気持ちを
次世代に対し育てていこうと奮闘していても、
原発というものは、一瞬で
「自然」も、人の「心」も
全て崩壊し、さらに汚染し続けてしまうほどの
恐ろしさを持つ、悪魔のような産物です。



手離すために何が必要か。



多分、足元の草を見ることを、知ることではないかな、と思ったりするのです。















かなり作ったつもりでしたが一夏分のドクダミには全然足りませんでした。
来年はもっと作るぞ~。
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