目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

中越沖地震のその後

2008年05月18日 | 核のこといろいろ
この写真は、刈羽柏崎原発の中の「固体廃棄物貯蔵庫」の中のものです。
ポスターのお仕事の関連で、この傾いたドラム缶の写真を見せてもらった時は、
背筋が凍りました。

ドラム缶の中に入っているものは原発内の作業者の手袋や作業着などで、
放射能汚染されたものです。
これらは、低レベル放射性廃棄物としてドラム缶で密閉され、保存されます。
(際限なく発生する核のゴミでもあります)
当然、厳重に管理しなくてはいけないもので、倒れるなどということがあっては
ならないものです。

このドラム缶が強いショックで倒れ、フタがあいてしまったら、
何十何百というフタがあいて転がり、その後処理をするために多くの人間が
投入されたら、一体どれだけの人間が被爆してしまうことでしょう。
その可能性が、今回の中越沖地震で確かにあったのです。

私たちは、想像力をもっと膨らませる必要があるかもしれません。

ピッツバーク大学教授スターングラス博士によると、
大気中に存在する放射性物質の95%が、降雪中に吸収されるのだそうです。
雨でなく、雪のつぶになって放射能が大地に降りてくるとは哀しいことです。

M6.8の中程度の地震で原発7基が傷だらけになってしまった今回の「事件」。
なんとか廃炉にしたいと頑張っている人達は6/28に全国集会を開き、
廃炉への対抗軸を鮮明にした集会にしたいと頑張っています。
韓国、台湾、インドネシア、タイ、オランダからも応援者がやってくるそうです。
(どの国も原発エネルギーで揺れている国ですね~)

廃炉を求める署名はその後6/15まで、署名を集めることになりました。
7/1に政府に署名を提出する予定だそうです。
引き続き、署名にご協力をお願いいたします。


追記:
中越沖地震の後、情報公開法を使って原子力安全保安院から開示させたものだそうで、この写真そのものが市民の共有財産とのこと。確かにその通りですね。



●全国集会詳細です。
1名 称 「柏崎刈羽原発を廃炉に!安心なくらしを!全国集会」
2主催者 「原発からいのちとふるさとを守る県民の会」代表 和田光弘(弁護士)
3日 程  2008年6月28日(土)14時 ~ 29日(日)11時30分
  6月28日(土)
     第1部 全体集会 14時~15時30分
         ところ 柏崎市みなとまち海浜公園(夕日のドーム)
        パレード 15時30分~17時
     第2部 全国交流会 18時~20時
         ところ 柏崎市民プラザ 波のホール
     6月29日(日)9時 ~ 11時30分
     分科会  (1)地盤・地震
          (2)設備機器・耐震安全性
          (3)原発に頼らない街づくり 
  ※ご希望の方は別紙「全国集会申込書」で分科会への参加申込みをお願いします。       
4資料代 1,000円

主催者連絡先 「いのちとふるさとを守る会」事務局
住所 〒950-0965 新潟市中央区新光町6-2(新潟県平和センター内)
電話  025-281-8100        
      FAX 025-281-8101
      E-mail kenheiwa@arion.ocn.ne.jp
      (新潟県平和運動センターのHPを検索してください)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 布おむつ、作っています | トップ | なんて可愛い山羊の赤ちゃん! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

核のこといろいろ」カテゴリの最新記事