日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

こんなのあり?

2006-06-27 | 税金・節税・資金繰り
潰れそうな会社で資金繰りをしている方は
読まない方がいいかもしれません。

本日、ある会社さんの資金繰りの件で某金融機関の本部へ行ってきました。

本部で話しをするということは
金融機関にとっても重い案件です。
勿論、ある会社さんにとっては生きるか死ぬかの瀬戸際です。
一歩交渉を間違うと
従業員家族まで含めると何百人の人が
奈落の底へ突き落とされるかわからない案件です。

「あといくら出せばこの会社(資金が)回るの?」
「な―んだ、あと○千万円出せば助かるなら出すよ!」
「えっ!もう止めよっ!この話、無しね。潰しちゃえ!」
「企業努力の無い所に出す金は一円もないよ!」
「俺が良くても上が良いかどうかはわからないよ!」
「ここまで支援したんだから何が何でも再生させてよ!」

この間、約一時間。
一言一言を聞きながら
背中に冷たいものが走ったり
顔が紅潮したり
手が震えたり・・・
ハラハラ、ドキドキの一時間でした。
まさしくそこはクールビズ状態でした。

結果は、資金計画の作り直しで次回以降協議・・・。

ふぅ・・・
どうにか乗り切れそうです。
ある程度金融機関が譲歩してくれれば資金繰り計画は作れます。
ここまで来るのに金融機関の担当者も
勿論当社の担当者も眠れない日々を過ごしてきたのです。

さあ、明日から計画の作り直しです。
途中がどうあろうと、
企業に薄日が射した瞬間は本当にうれしいものです。

最後まで諦めないことが大切ですね。
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致命傷

2006-06-27 | 危機管理
もう少しで致命傷を受けるところでした。
いや、ひょっとしたら受けるかもしれません。

普段から、牛乳食中毒で大手食品メーカーが無くなった事や
BSE関連で大手の食品メーカーが瀕死の重傷を負わされた事など
各企業で『報連相』が上手く行かなかった事例を挙げながら
タイミングを逸した報連相は報連相にあらず
という教育をしてきたつもりでした。

しかし蓋を開けてみると・・・
明日、金融機関へ関与先社長に連れ立って
借入金の返済条件の変更交渉に弊社スタッフが行くというのです。
しかも日程が決まっていたのは先週初め・・・
完全な報連相洩れです。

返済条件の変更=リスケ=企業の存亡に関わる問題
なのにスタッフ自らが作った予算書などを持って
銀行の担当者と交渉を行う・・・。

誰が金融機関に対し責任を持つの?
誰が交渉失敗の責任を負うの?
交渉の場で機を逃さず別の案が出るの?

本人は難しくないと判断したのかもしれません。

しかし、日常金融機関とのやり取りに神経をすり減らしている私としては
無謀極まりない行動に見えます。

一歩間違うと何億円という売上をあげている企業が
何十人と働いている企業が
無くなってしまう可能性があるんです。

報連相について徹底的に話し合いたいと思います。
二度と報連相を後回しにしない体制を作り上げます。

この対策は後日行いたいと思います。
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