アカヤシオが早くも見ごろになったと聞き、群馬県桐生市北部の鳴神山(なるかみやま)へ。出発が遅れたので覚悟はしていたが、登山口ゲート前と手前の駐車スペースは一杯。道路片側への縦列駐車が長く続く。日曜日・花が見頃・好天の3拍子が揃っていれば当然かもしれない。ゲート前までノロノロ進み、Uターンするつもりが何とか停めることができた。20分近い時間ロスの後、新緑あふれる林道を歩きだす。5分ほどで山道に入り、沢に沿った杉林や岩の間を緩やかに進む。陽に輝く若芽や咲き残っているカタクリの花などを眺めながら歩くうちに沢が涸れ、前方が開けてきた。見上げる尾根周辺に待望のアカヤシオ。急斜面をジグザグに登って鳴神神社前・肩の広場。さらに岩稜混じる急坂ひと登りで鳴神山の山頂(桐生嶽)に着いた。霞んで富士山など遠くは確認できないが雪を抱く武尊山や上越、赤城山など360度の展望。肝心のアカヤシオは最近の朝の冷え込みか変色している花びらが多く、少し残念。狭い山頂は大人数のため、ひと休みして周回コースを先に進む。下って、少し登り返した仁田嶽(西峰)は見晴し無いがアカヤシオの群生地。一番きれいな頃を想像して下山路に。椚田峠で昼食、あとは緩やかな気持ちの良い道を坦坦と下っていく。やがて山道は広くなって林道に。そよぐ風に新緑が揺れる沢沿いの道、落胆することなく登山口に戻った。カッコソウはじめレンゲショウマ、アカヤシオを鹿害から守る保護活動の看板や柵が山中に多数。しかし暖かさ、急な寒さは人間の手には負えない。来年はベストタイミングに来よう。2021年4月11日(日)/(登山口ゲート前4台、少し手前に7台程度の無料駐車場。この日は7時前に満車になったとか)駒形登山口400m 10:00~10:40中間点~11:15肩の広場・鳴神神社~11:25鳴神山(桐生嶽)980m 11:35~(仁田嶽)~12:00椚田峠(昼)12:15~12:45赤柴登山口~13:15駒形登山口<山中で出会った人は山頂での約20人の他、椚田峠、下山路など久しぶりに多数。一部グループのマスク無しでの大声での談笑、山とは言え控えたいものだ>