コロナワクチンの2回目接種を終えた。近隣の自治体に比べて遅れていたワクチン接種。予約受付の前夜からパソコン画面で入力練習していたおかげで早々に予約が完了。しかし、そこまで準備していなかった地元の同世代の知人3人は、これから1回目の接種。2回目は8月の上・中旬とのことで怒り心頭。最近目にした資料によれば当市の65歳以上の2回目接種状況は27.7%(7/5現在)というから、これが実情のようだ。少なくともわが町においては、高齢者の接種は7月中には終わらない。そこで、記憶に新しい先週の菅総理の記者会見の発言。「予想を上回るペースでワクチン接種が進んでいる」「7月末までには希望する65歳以上の高齢者に2回接種を全国で終えられる予定」。元々は昨年10月国会での所信表明演説での約束(「来年前半までに全ての国民に提供できる数量を確保」)のワクチン調達の失敗を隠そうと急がせているだけではないか。ワクチン配布や接種体制の自治体への丸投げ、職域接種の推奨と停止、最近のワクチン不足など迷走、後手対応の連鎖。これまでの戦略なき感染対策の反省も無く、自画自賛のようによく言えるものだ。来週から始まるオリンピックを祝賀ムードで迎えられない人たちが大勢いる。我々もそうだが、緊急事態宣言下で酒類禁止の飲食店など悲惨なものだ。”今年の前半”である6月までに国民の大多数が接種を終えていれば、風景も違っていたはず。自分は打ち終えたからいい。だが64歳以下の働き手や若い人の接種は、まだまだ先だ。2回目の副反応なのか倦怠感が、そして怒りがわいてくる。
<「朝日新聞」2021年7月9日朝刊より>