北軽井沢の滝めぐりを終え、立ち寄った嬬恋村は一度来たかったところ。村の観光パンフレット”恋する村”には<浅間山、四阿山、草津白根山に囲まれた標高1000mの高原地帯。一日の寒暖差が激しい気候を活かした春秋キャベツは日本一の出荷量。空と大地が広がる雄大な景色を楽しんで>とある。そう、その風景を見たかったのだ。広域農道である「つまごいパノラマライン」は村を2/3周する35㎞の絶景ロードとか。その南ルートから北ルートへ時計回りで走る。途中、愛妻の丘などで車を停めて見る風景はすべて、看板に偽りなしのキャベツ畑。後で知った横道に入る嬬恋の丘、バラギ高原は次の機会にでも。秋収穫と思われるまだ小さな葉が並ぶ畑を見納めとし、万座ハイウェイから万座温泉に。エアコン不要の標高1800m、硫黄泉に浸かった翌日は志賀高原へ向かう。最初に停めたのは渋峠近くの「日本国道最高地点・標高2,172m」の石碑があるスポット。涼しい風を受けながら見下ろす芳ヶ原はいつもながら気持ち良い景色。続いて横手山ドライブインで一息入れるライダーと夏雲、紅葉の頃を想像して「のぞき」を一枚。木戸池、蓮沼はこの時季、収穫無し。好みの一沼で純白のヒツジグサや水草の立ち姿を最後の写真に高原を下る。この日は長野市でも最高気温が35度、夏本番の日本列島で貴重な自然冷風を得たひとときだった。