皇鈴山・登谷山を登り終え、二本木峠から次に向かったのは寄居町の鉢形城公園。今は土塁や堀が残るのみだが日本100名城のひとつに数えられる城郭跡であり、公園内の桜が満開という。近くを何度か通ったが公園もここに咲くエドヒガンザクラを見るのも初めて。樹齢推定は160年ほどの樹の高さや枝張りは20m前後もあり、城跡にふさわしい堂々たる風格である。近くで角度を変えて何枚か写真を撮ったあと、少し離れてみるとカタクリの一群を発見。思いがけず桜とのコラボが撮れた。不勉強だったがこの城、戦国時代に1か月余りの激しい攻防戦を展開。籠城して闘った兵の助命を条件に城を明け渡した歴史があるとか。何やら、独善プーチン・ロシアの勝手な侵攻に1ヵ月以上も戦いを強いられているウクライナを連想。桜に寄り添うカタクリの花言葉は「寂しさに耐える」だった。