読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『アンネの木』(絵本)

2012年03月21日 | 戦争について考える本
今日の小6クラスの長文読解問題に、第二次世界大戦中のユダヤ人迫害についての記述があったので、この本を読みました。
アンネの木
イレーヌ・コーエン=ジャンカ・作 マウリツィオ・A.C・クゥアレーロ・絵 石津ちひろ・訳
くもん出版

お話の語り手はアンネの隠れ家の裏庭に植えられたマロニエの木です。
第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツがユダヤ人を迫害し始めたこと、アンネが隠れ家にやってきたこと、アンネの隠れ家での暮らし、そして、武装警察官がアンネの一家を連行していったこと…。もうすぐ朽ちてしまうマロニエの木は、アンネたちについて語ります。

このマロニエの木は実際に存在していましたが、2010年に強風のため倒れてしまったそうです。
しかし、その苗木は世界各国に贈られ、力強く育っているそうです。

「『アンネの日記』を読むのは大変そう…」と感じるお子さんでも、この絵本ならすぐに読めます。

ユダヤ人の虐殺は悲しい歴史ですが、知っておかなければならない大切な事実です。

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『1つぶのおこめ』(絵本)

2012年03月19日 | 数・図形・算数に親しむ本
もうすぐ今年度も終わりですね。
小学2年生は、今年度算数でかけ算を学習しました。
そこで、今日の小2クラスではかけ算がポイントになるこの本を読みました。
1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし
デミ・作 さくまゆみこ・訳
光村教育図書

昔、インドのある地方に王様がいました。
その地方では、米作りが行われていたのですが、とれたお米のほとんどは王様にとられてしまいます。
「米はわしがちゃんとしまっておき、飢饉のときにそれをみんなに分け与えよう。」と王様は言っていました。
ある年、飢饉がやってきました。ところが王様は米をみんなに分け与えようとはしません。
時がたつにつれ、人々はひもじくなっていきました。
ある日、王様は宴会を催すことにしました。象がお米をどっさり入れたかごを米蔵から宮殿に運んでいました。
ところが、かごからお米がこぼれ落ちています。それに気づいた村娘のラーニはお米をスカートで受けました。
そんなラーニに、王様は褒美を取らせることにしました。
ラーニは「今日はお米を1つぶだけくださいませ。そして30日の間、それぞれ前の日の倍の数だけお米をいただけませんか?」とお願いします。

さて、1つぶのお米は30日後にはどうなるのでしょうか?

30日目のページを見せると、子供たちから必ず「わあ~!!!」という歓声が上がります。

この子供たちの反応が楽しみで、毎年読んでしまいます(^^)
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『頭の体操』(本)

2012年03月17日 | 常識をひっくり返す本
昨日は夫の誕生日でした。…で、今日は家族のみんなでホームパーティを♪
プレゼント(?)&家族みんなで盛り上がろう!ということで購入した本がこちら。
頭の体操 BEST
多湖輝
光文社


実は、私、小・中学生の頃『頭の体操』の愛読者だったのです。
とても難しそうな問題なのに、びっくりするような簡単な答えだったり、答えが簡単に出そうな問題なのに、考え始めたら全然答えにたどり着けなかったり…。もう、面白さにハマってしまって(^ ^)
夜寝る前なんかに、読んでましたね~(寝られなくなる…)。

私は数学(算数)があまり好きではなかったのですが、唯一図形の問題は大好きだったのです。
図形に補助線を引いて、色々な角度から考えて…という作業がとても面白くて♪
でも、私が図形が好きになったのは、『頭の体操』を読んで、色々な角度から物事を考える練習をしていたからではないかな~と思っています。

クイズやパズルが好きなお子様、保護者の皆様、『頭の体操』おススメです!

♪ご連絡♪
矢野学習教室の紹介ページを少しリニューアルしました。
「寺子屋教室」や「授業内容報告書」などについてもご紹介しています(^ ^)

これからは、時々塾の紹介ページも更新しようかなあ…。更新した時は、こちらのブログでご連絡しますね!

矢野学習教室の紹介ページはこちらから

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『ルリユールおじさん』(絵本)

2012年03月15日 | 哲学・生き方の本
今日の小3・小4クラスでは、この本を読みました。
ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)
いせひでこ・作
講談社

お話の舞台はパリ。
ソフィーの大好きな図鑑がバラバラになってしまいました。
こわれた本を持って行った先は、ルリユール。
ルリユールおじさんの工房で、ソフィーの図鑑は素晴らしい図鑑に生まれ変わるのです。

バラバラだった図鑑が、ルリユールおじさんの手によってどんどん生まれ変わっていく様子が、詳しく描かれています。
生まれ変わったソフィーの図鑑は、その後のソフィーの人生にずっと寄り添っていきます。

ルリユールおじさんの仕事、生き方が素晴らしいです。

水彩で描いたパリの街並みも素敵で、家に飾っておきたいような絵本です。

落ち着いた雰囲気の絵とお話なので、子供たちの反応はどうかな…と思っていたのですが、心配ご無用!
むしろ、かぶりついて聞き入っていました(^^)

最後のページでは、小3、小4クラスともに、「へえ~」という声が上がりましたよ♪

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『百年の家』(絵本)

2012年03月14日 | 歴史を知る本
今日の小6クラスでは、この本を読みました。
百年の家 (講談社の翻訳絵本)
作/J.パトリック・ルイス 訳/長田弘
講談社

この本の主人公は、1656年に建てられた家です。
その家の1900年から1999年までの歴史がつづられています。
実際の歴史と関連させながら、その家に住む人々の暮らしを、美しい絵とともに描いています。

細かいところまで描きこまれた見開きの絵は、絵画作品としても素晴らしいと思います。
人々の暮らしの移り変わりと、自然や家の様子が対照的です。人間の暮らしは、力強くもあり、はかなくもあり…。

絵をじっくり見ながら、何度も読み返したい絵本です。

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