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針=虫?


キュンと鳴る胸に宿る恋心


「思い込み」

 ホッチキスの針が切れたことが、仕事にかなりの影響を与えるとは、今まで思ってもいなかった。切らしている間、とっても不便だった。かわりになるものがみつからないのだ。
 ハサミやセロテープ、のり、それらはなんとか他のものでやりくりできるのだけれど、ホッチキスに代打はいなかった。どうでもいいことなんだけれど、おどろいた。

 それで今日、東急ハンズに行ってホッチキスの針を買って来た。ついでにシャープペンシルの芯も、芯と言うようね、言わない?
 そう言えば、小さい頃に親父は、ホッチキスの針のことを「ムシ」と読んでいた。たぶん、ムシ=虫だったのだと思う。針を虫に例える、そんな地域があるのか?
 だからしばらく、小学生の頃だったと思うけれど、チビのぼくは、「ムシ」って呼んでいた。「ホッチキスのムシがなくなった」って。大笑いだな、いま思えば。


 
 虫に見えるか? かなり無理があるか、いや、そう言われてみたら虫? 想像力か、ギャグだったのか、真相は闇の中である。
 素直な子どもは親の言うことを信じるから、そしてそれが日常になるから、教育というものにはコワイ部分が隠れているな。
 針が虫なるのだぞ。いつ頃気がついたのかな、「虫」と呼ばれていないことに。はっきりと記憶していないが、中学生までには真実を知ったはず。
 まさか文房具店に行って、「ホッチキスのムシありますか」なんて、言ってないだろうな、おれ。いやいやいや、わからんぞ、知らぬが仏というのもありえる、田舎の子だもん。
 気をつけよう、いまでもなにか大きな間違いを正しいと認識しているかもしれんよ、笑えないな。 


「うちごはん」


焼茶そばに具材をのせて、
瓦蕎麦もどきをこしらえた。
茶そばは炒めると香りが出るなぁ。






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