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おとなの遠足


雲とゆく夏の日差しと肩組んで


「遠足」

 夏の匂いが漂いはじめると、遠足に行きたくなる。遠足だったら春か秋じゃないのかと、異議申し立てをされる方は多いと思いますが、ワタクシは、「夏近し」の頃になると遠足への欲求が蠢くのであります。
 遠足の定義は、水筒、弁当、乗りものを使ったとしても基本は歩く、外で弁当を開いて食べる。もちろん、昼ごはん、朝でも夜でもない(夜だと花見になる)。

 水筒には玄米茶を入れ、お弁当には赤いウインナーと玉子焼きのペアを。変色しつつあるウサギのりんごもなつかしい。おやつも持っていこう。ただし、大人なので金額の制限はなしとしましょう。
 禁止するものは、アルコール類。ここはしっかりとルールを守ること、童心に戻ることですからアルコールは厳禁(玄米茶があるじゃないか)。
 集合時間は、朝9時。電車とバスを乗り継いで11時には最寄り駅に到着する。そこから1時間ほど歩いて目的地へ。そうだな、弁当タイムは、12時30分からだ。12時を過ぎて食べるところに遠足の醍醐味がある(ほんとか?)。



 13時30分整列(ひとりであっても整列をする)、人数確認(ひとりであっても号令を掛ける)。終了後、次の目的地へと向かう。ここでも2時間は歩きたい。そして解散は4時過ぎということでいいのではないでしょうか。
 よし、時間割はこれで完成だ。あとは時期と場所だな。7月の上旬というのがベストではないか、史跡めぐりはどうだ。遠足っぽいぞ。見えてきた、見えてきた。
 夏休み前のおたのしみ、それは「遠足」だ。『おとなの遠足』だけれど、規則は子どもの遠足に合わせる、ここがポイントです。
 「行きたい人、手をあげて~」、え、興味ない? 日帰り温泉のほうがいい? いやいやいや、遠足でしょう。燃えております。


「にゃん画」









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